最近回してる?   慣れない捻る(ねじる)動きを発展させると体が軽やかに

突然ですが、日曜大工をしたことがありますか?
 
私は結構好きです。
市販のものではサイズが合わずにどうしようもないときは、その場と使い方に合わせて、自分で設計して、自分の好みに作ると、その分快適な空間が増えるので、心地良く過ごすことができます。
 
サロンにある、椅子以外の棚や収納、施術ベッドなどは、そうして作り上げました。
柔らか目の無垢の木で作りましたが、天然成分や、それに近いワックスを使って表面を丁寧に保護すると、じっくりとした経年変化を味わうことができて、とても穏やかな気持ちになれます。
 
そんなものを作るときに役にたつもの。
 
その筆頭が「ネジ」です。
 
ネジを回すのに電動ドライバーを使うことが多くなりましたが、細かな部分はもちろん手で回すこともしています。
 
ところで、このネジ回し。
 
一度も回したことがない方に説明をすると、ネジとドライバーの中心を揃えて回します。
回るのに従い、ネジを締めるときは、ネジが前に進み、緩めるときは、ネジが後ろに進むので、その進行分、ドライバーの先端を回しながら押したり、戻したりしないとなりません。
 
ネジも長くなったりすると、摩擦抵抗が大きくなるので、力が要ります。
 
相手が固いものだとより大変です。
太くなっても同じように、より大きな力が必要です。
 
長くて太めのネジだと、かなりの力が要るのですが、接触しているのは、どんなに力が必要でもドライバーの先端のみ。
 
マイナスのネジに比べて、プラスのネジはとても滑りにくいものの、慣れないと妙なところに力が行ってしまい、ドライバーが浮いて滑ったりすることもあります。
 
もちろん 力をかける上手な握り方や、回し方もあるのですが、慣れないとそんなことがあるかもしれません。
 
ネジをただ回せば進むのではなく、進行方向へのちょっとした圧をかけるような動きが含まれるものなので、普段から体をほとんど動かすことがない人にとっては、力の方向や、力の入れ方に慣れるまでは、ちょっとだけ大変なことかもしれません。
 
 
 
人の体は、本来このドライバーを回すような、捻(ねじ)る動作が可能なようになっているのですが、うまく使えないことがあります。
 
それは、なぜか?
 
それは、普段から使っていない部分があるから。
 
 
頭からの信号と筋肉が上手く連動しにくく、その機能が上手に使えないのです。
 
 
使える機能が使えない、それが何を指し示しているかというと、機能の錆び付きともいえる状態にあるということです。
 

「ドライバーなんか握らないからいいのよ」
 
 
そう思っても「良い」といえば、まあ良いのですが、本来使えるものを使わないで居続けると、どうなるでしょうか?
 
そう、年月が経ると、まるで固着したかのように(体が)固くなります。
 
気が付いたら上がらなくなっていて、動かそうとすると酷い痛みが生じる、「五十肩」や「四十肩」も、実はあまり動かさないでいたことも大きく関係しています。
 

五十肩や 四十肩ではありませんが、前腕を捻る動作は、とても単純ながら、結構大切。
 
肩よりも動かしやすい位置にあるものは、肩よりももっと動かす方が良いところです。
 
最近では、オフィスや家の中も、ドアがノブからレバーになってしまい、ますます、捻(ひね)ったり、捻(ねじ)る動作が世の中から消えています。
  
 
捻(ねじ)る動きは、体の深部に繋がる動きでもあり、全くしなくなると、深部も同じように弱くなります。

 

例えば、徒歩でしかいけないような、ちょっと苦労するような高い場所に住んでいると、足腰が嫌でも強くなります。
 
階段を使わずに済む、エレベーターやエスカレーターだらけで、家の中のどこにも段差がない状態とは大きく違います。
 
 
どちらが本当の意味での、良質なバリアフリーかは、今日伝えたい内容とは大きく違うので、今は横に置いておきます。
 
 
で、本題にもどると、植物のように一箇所に固まり動かなくても、日光と水と土や空気さえあれば生きていけるならいいのですが、人間は植物ではなく動物なので、動けるところは動けるようにしておくのがどう考えても得策です。
 

最近そういえば、捻(ねじ)る動きをしていなかったなー。
 
そうか、自分も少しやってみないとなーと思われたら。

次の動作をしてみてください。

道具も要らずに、簡単に出来る動きです。
 
小さなお子さんから、お年を召しているご高齢の方にも簡単にできる動きです。

まっすぐ立って、両手を同時に動かすだけの、シンプルな動作です。
 
指 
 
 
 

第1ステージ: 準備運動 : 手のひらを返す

 
この運動は立ってします。
 
両足を肩幅に広げて、つま先を広げたり、狭めたりせずに、まっすぐ前の方に向けて立ちます。
 
体育のときの「小さく前へならえ」のように、肘から先を地面と平行にし、まず手のひらを上に向けます。
 
上に向けて、数秒(3−4秒)キープしたら、ゆっくりと手のひらを返し、手のひらを地面に向けます。
 
手のひらを地面に向けたら、数秒(2秒ほど)ほど待ってから、再び、ゆっくりと上に向けます。
 
最初は動きが早くてもいいのですが、4〜5回繰り返すうちに、6秒〜8秒くらいかけてゆっくりとできるようにしてみてください。
 
 
この動作のときの手のひらは、できるだけ大きく見えるように、力を入れすぎず、でも、ぐっと広げながらやってみてください。
 
何も考えていないでこの動作をしたときに、回転の中心の指がどれか観察してみましょう。
 
どの指が中心軸となっていても、第1ステージでは腕の中心と揃えるために、中指を中心とした動きとなるように、調整してみてください。
 
何度か繰り返し、動きが滑らかになり、等速で動かせるようになったら、準備運動は完成です。
 
 
慣れていないうちは、ギクシャクしてしまうかもしれませんが、できるだけ丁寧にしておくことで、あとの実入り(効果)が大きくなるので、一気にできなくても慌てることなく、のんびりと実施してみてください。
 
 

第2ステージ: 人差し指を使う

 
準備運動がうまくできるようになると、体の動きを脳で捉えて、コントロールすることができていることを示します。
 
簡単な動きを覚えることができるようになると、同じような形で、より複雑な動きを覚えやすくなります。
 
そうして、下準備ができたところで、この第2ステージに上がっていただきます。
 
もし、第1ステージがまだ上手くできていないなと思ったら、まずは第1ステージをしっかり身につけてみてください。
 
 
 
さて、では全ての準備ができたところでの第2ステージですが、今度は「前へならえ」のポーズをとってください。
 
足を肩幅に広げ、つま先は前へまっすぐにした立ち姿での「前へならえ」です。
 
そのポーズのままで、人差し指だけを前に突き出し、その他の指は握り込んでしまいましょう。
 
その他の指を握り込んだ状態で、人差し指を前に突き出した時、手の甲を上に手首を回転させます。
 
そうしてから、人差し指の指先(爪の先端)の位置を、空中で固定したまま、手の甲を回転させて下に向けていきます。
第1ステージでは、中指を回転の中心軸とした動きでしたが、第2ステージでは人差し指が回転の中心軸となります。
 
じっくりと時間をかけて、丁寧に回転させ、もし可能ならば、そこから動く限界のところまで、回転を進めていきます。
 
腕を絞るような動きを進めてみてください。
 
絞りきったら、数秒(3−4秒)キープし、ゆっくりと手の甲を再び上に向けるように、戻しながら回転させていきます。
 
人差し指の指先(爪の先端)を空中で固定したまま、それ以外の部位をじっくりと回転させて、手の甲が上を向いたら、再びその位置で状態を数秒(3−4秒)キープします。
  
この一連の動作を3−4回繰り返したら終わりです。
 
人差し指の指先(爪の先端)を空中で如何に動かさないようにするか、丁寧な回転をするか、どこまで絞れるかがポイントになります。
 
 
この動きを終えた頃に、体を観察すると、あちこちにあったであろう、緊張感が緩んでいるのに気がつくと思います。
 
体が内側から変わってきた証拠です。
 
  
 

第3ステージ

 
こちらは最終ステージです。
 
第2ステージが上手にできていないと意味がないので、上手くできていなかったらここから先には進まず、それまでの動きをじっくりと楽しみながら極めてみてください。
 
 
こちらも、基本の立ち姿は同じです。
 
このステージでは、小さく前へならえの位置で、人差し指を突き出し、他の指を丸めて、手首を回転させて、手の甲を下に向けた位置からスタートします。
 
小さく前へならえから作り出した、上記の基本姿勢から、人差し指を前に突き進めながら、手のひらの甲を上に向けていきます。
手のひらの甲が上に向いても、まだ回転に余裕があると思うので、そのまま回転できる限界まで回して、絞って行ってみてください。

両手を同時にだしていくと、手の甲と手の甲が向き合う形になるでしょう。
そこまで絞っていってみてください。
 
 
人差し指の指先(爪の先端)は、空中で前にまっすぐに進みながら、高さや左右への動きをせずに、ただ前に進めていきます。
 
全体的な動きは、ドリルのように捻(ひね)りが入り、前に行き、絞りきったら、その位置にで2秒キープさせて、全く逆の動きをして戻してきます。

逆に捻りながら戻し、最初の姿勢になったら3秒キープしましょう。

ここまでが一連の動作です。

そうして、再び前に進めていきながら捻(ひね)っていきます。
前に進む時も、戻る時も方道、6秒を目標にしてみてください。

この一連の動作は5回以上、長くても15回くらいまでを目処に実施してみてください。

早くやるのが正義ではなく、精密に時間をかけて丁寧に行うのが、この動作の重要なポイントになります。
 
左右の動きをよく見据えながら、どちらも綺麗に動けるように動かしていってみてください。
  
 
これで第3ステージが完了です。
  

全てを終えたときに、体をじっくりと観察してみてください。
今までにない心地好さがあることを感じられることでしょう。
   
可動域もそれ以前よりも広がっているのがわかるでしょう。
背筋も伸びているかもしれません。
   
呼吸が楽になっているかもしれません。
あれこれ、観察してみてください。
 
 
 
実際にやってみて、これはいいなーと思ったら、毎日ではなくてもいいので、忘れない程度にこの運動を実施してみてください。
 
数週間、数ヶ月、半年とすぎるうちに、この動きが持っている、本当の意味に気がついてくることと思います。  
 
普段は一人でも良いのですが、もし可能ならば、ご夫婦で、友人同士で、ご家族でというふうに、何人かですると、もっと楽しいですよ。

最初は、ぎこちない動作がなんか可笑しくて、面白いかもしれません。
 
お互いに 笑いあいながら、楽しんでやってみてください。

 

注意点

 
理解力があると、読んでいるだけで、なんとなく出来たような気がすることもあるかもしれませんが、それではダメです。
 
体は動かさないと意味がありません。
 
 
料理の本を読んで、それだけできる人は、それまでの下地がある人だけ。
体の動きもそうです。
普段動かしていない限り、読んで理解して、すぐに実践してできる人はとても少ないのです。
 
これ、簡単だからいいな。 
そう思ったら第1ステージから始めてみてください。
第1ステージだけでも結構、体は変わってくれます。 
  
 

追記

 
小さなことでも、大きく変わります。
一般的なこのことだけでも、大きく変わります。
でも、できるだけ自分の体を詳しく知り、今すべきことがもっと細かくできたら、もっと良くなる可能性があることも同時に気がつかれたと思います。
もし、あなたがこれ以上、自分にぴったり合う何かが欲しくなったとき、どうしたらいいでしょうか?

そんなときには、こちら のメニューをご利用ください。
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