あれ、なんか調子が悪い。
ここかな。
きっと ここが、こうなんだろうな。
だったら、こうしたらいいか。
うん、ちょっと良くなった!!
やっぱりね。
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<数日後>
あれ、また変になった。
こうしたらよくなったんだから、もっとすればいいか。
えい、どうだ。
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<更に数日後>
あんまり変わらない。
うーん、やり方が良くないのかな。
もっとやってみよう。
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<更に更に数日後>
おかしいなあ。
悪くはないけど、良くならない。
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というようなときは、見立てがズレている可能性があります。
見立て自体は悪いものではないのですが、ちょっとした思い込みがどこかにあると、本当のことが見えにくく、本質から外れたままになりがちです。
でも、そこになかなか気がつかない。
だから、そんなときには、もう一度、余分な思い込みを使わずに、とっても素直な目で見つめてみてください。 感じなおしてみてください。
現状に即した、見立て。
きっとそれが、とても役に立つと思うのです。
また、体調を回復するのに、どこかに行って、誰かの手で直したり、治したりしてもらっているときも同じです。
治療や回復する人の見立てが、同じようにどこか、小さくずれていたら、そう悪くはないけど、あまり良くはならないに繋がってしまいます。
なので、もし、同じことの改善で毎週通っているようなら、そんな風になっている可能性があることに気がつくといいかもしれません。
そんなときには、見立て自体を素直に見直してもらうか、見立てがとても得意なところに行き直してみてください。
施術において同じ力量があっても、見立て次第で結果が全然違います。
もっというと、見立てずに体に素直に訊く力があるところを選ばれると、更にいいですよ!
もし、可能ならば、そのどちらのスタイルも経験してみると、自分の好みもわかってきます。
そして、今日はここがね、こうだったんですよと、こんな風にすると悪くなりにくいですよと、丁寧に教えてくれるところだと、それ以降は自分でもすぐに気がつくようになるので、悪くなる環境から離れていけるようになります。
見立てる力、いいところと、気をつけるべきポイント、覚えておいてみてください。