戻っちゃうんですよね? << どこから? どこに?

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「あの、これ、いつまで持ちますか?」
 
施術が終わってから、ホッとした顔から、とてもいい笑顔になって、しばらく体の感覚を楽しんだあとで、ふと、不安な表情になって、そう聞かれました。
 
時々ですが、こうした質問をいただくことがあります。
 
この言葉の中には「戻っちゃうんですよね?」そんな気持ちがありますよね。
聞いていいのか分からないけど、隠しきれないくらい、大きな不安があって、この言葉を絞り出してもらったんだろうなと、私は思うのです。
 
これまで、あちこちで色々な施術を受けて、「これでもう大丈夫」と思っていても、いい感じが続く期間が短くて、残念な経験を何度もしていたら、どうしたって不安になりますよね。
 
仕上がりの状態が良ければ、そうした不安がでるのは当然だと思います。
 
私も以前は「どうせすぐに悪くなるんだ」と、長い間、思っていたことがありますので、そうした気持ちは良くわかります。
 
こうした質問があると、私は言葉を振り絞ってもらった分、ついつい嬉しくなります。
 
それは、不安を解消しないで持ち帰るよりも、その場で納得ができたら、リラックスした状態が長く続き、結果として、良い状態でいやすくなるからなんですね。
 
気持ちは、体に対して、思ったよりも強い影響力を持っているので、心の底で不安に思い続けるのは、どう考えても避けた方がいいんです。
だから、嬉しくなってしまうんですね。
 
さて、そんな質問があったときに、いつもお伝えしていることがあります。
 
 
 
それは、とっても簡単なことです。
 
そう、
 
すっかり忘れていた、あることを、思い出してもらうだけ。
 
 
 

その為に、「どうせ戻るんでしょ」「元」の位置が、一体どこなのかを、まず最初に確認していきます。
 
それから、良い状態の認識をしていただきます。
 
ここで、考えている「良い状態」というのは、「真ん中辺」
 
「すごく良すぎる」と「すごく悪すぎる」の、中間の位置です。
 
 
<とっても簡単な関係図>
 
「すごく悪すぎる」・・・「ちょうど良い」・・・「すごく良すぎる」
 
 
気持ちでいうとこんな感じ、躁状態と鬱状態の真ん中です。
 
「鬱状態」・・・「ちょうど良い」・・・「躁状態」
 
 
 
指と手で、空中でこうした図を示しながら、これまで、どこにいたかを確認していくと、大抵の場合は「良くない位置」=「元」となっています。
更に、どのくらい前から(何年前から)と聞いていくと、かなり長いことが多いです。
 
「状態が悪い」のが、とても長く続いていた場合、その期間が長ければ長いほど、その更に前の「良かった頃のこと」の記憶がだいぶ薄くなっています。
 
「良かった頃」 が基準ではなく、「悪かったとき」が 基準だと、物事すべてが、そこからしか考えられなくなります。
 
だから、施術で良くなっても、また「元(良くない位置)」に戻ると思ってしまうのです。
 
確かに、なんとなく「こんな感じだったような気がする」というくらい「体感」や「記憶」が薄くなっていると、止むを得ないですよね。
 
でも、これから安定するためには、そこから離れないといけません。
 
だから、
 
「元(本当の自分)」=ちょうど良いところ=普通
「元(良くない位置)」
 
この二つの位置から、世界がどんなふうに見えるかをお伝えしていきます。
 
 
 
「元(本当の自分)」 から見ていれば、
 
よし! 元に戻ったー 嬉しい!  もうずれたくない! となります。
 
でも、
 
「元(良くない位置)」から見ていると、
 
良くなったけど、どうせすぐに戻る(悪くなる)んでしょ? となります。
 
 
 
どちらも、ちょうど良いところ=「元(本当の自分)」になっただけです。
 
そう、ちょうど良いところ=普通 になっただけなのに、心の持ち方によってこうも変わるのは、ちょっと不思議ですよね。
 
 
 
さて、どちらが好みでしょうか?
 
悪くなるだろうという意識がなくなれば、状態は自然と安定しますよ。
 
さあ、どちらがいいですか?
 
 
これまでの「視点=基準」が、自然と偏ってしまっていたんだなと、改めてわかると、また悪くなるのではないかという怖さが消えていきます。
 
身振り手振りを交えて、体感で理解できるようにお伝えしていくと、さっきまでの不安が消えて、また素敵な笑顔に。
 
これで、もう大丈夫。
 
今夜から、とても良い夢が見られそうですね。

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