未経験のことは、どんなに想像しても、それは想像でしかないけれど、過去を顧みれば・・・・・・ 

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昔から、小説や漫画を書くことに憧れる人は多くいます。
そんな方達に、それぞれの道の先人が必ず言うことがあります。

下手でもいいから最後まで書き通せ(描き通せ)  と。

最初から上手い人は、ごくごく僅かな比率でいるとは思うのですが、ごく稀なこと。
だから、全編通してできたという完成の喜びを身につけることとともに、読み直す作業で、何ができていなかったが、どこが弱点かがわかるのです。

本当に、その道に向いていれば、多作になります。
寡作な方だって、1本だけとはいかないでしょう。

繰り返すことでわかることが、多々あるからこそ、まずは1本最後まで仕上げろと伝えてくれているのです。

でも、これは小説や漫画を書く人以外には、関係がないことなのでしょうか?

いえ、日々の料理だって、毎日の仕事だって、きっと本質は同じ。
繰り返すことで、上手になったことが、あなたの中にも幾つも存在していると思うのです。

そのどれもがきっと、最初はそんなにすごく上手ではなかったのではないでしょうか。
弛まぬ努力の結果、あれこれ小さな失敗も含めながら、出来るようになったことの方がずっと多いと思うのです。
もし、今、頭の中で想像してばかりで、先に進めないものがあったら、思い出してください。

 

外に出す

 

外に何一つ出すものがなければ、失敗の恐怖ばかりが膨らみ、なかなか先に行かれなくなっているだけ。
だから、もしも今、そうした何かがあれば、とりあえず外に出していきましょう。

実際にしてみると、すぐにわかることも沢山、沢山あると思うのです。
そうしたら、ほら、先に進みやすくなり、きっと上手くいきますよ。

悩みすぎて動けなくなっていたら、思い出してみてください。出した
どれが本当にいいか、頭の中でずっと悩んでいたら、頭の外に出してみてください。

あなたの今持っている上手なこと、その成り立ちを、顧みれば、きっと、安心して前に進めると思うのです。