冷蔵庫の余った材料から見る、未来の組立て方のコツ

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普段、美味しい料理を作りたいと思ったときに、頭の中では、どんなことをしているのでしょうか。

ゆるふわなオムライスを作りたいのに、大根やカボチャは使わないのが容易に想像できるように、その料理を組み立てるための、素材、それに調理の方法などが、ごく自然と頭に思い浮かんでいることでしょう。

(ここでは、あなたが料理をしたことがない人であっても、今は、自分が料理が得意な人になっていると思ってください)

未来

では、冷蔵庫のなかに、野菜が少しずつ残っていたり、お肉なども少しずつ残っていたとき、買い物をしにいくことなく、それらの材料を使って、料理を作ることがあったとします。

これといって食べたいものが見つからないでいたら、その時に、どんな料理を作ろうとするでしょうか?
どんな料理にしようと考えているのか、ほんのちょっと観察や考察をしてみましょう。

今ある余りの素材をパーっと見て、食べたいものが頭に浮かべば、材料が足りるだろうかと確認するでしょうね。
足りていることがわかれば、すぐに下ごしらえに入るでしょう。
そして、美味しい料理がいずれ出来上がりますよね。

しかし、下ごしらえで素材が足りなかったことに気がついたら、これは困ったなと思い、オリジナルのアレンジをするか、違う料理を作ろうとするでしょう。
そして、アレンジに必要な素材や、ちがう料理の素材が足りるかどうかを確認することでしょう。

もしかしたら、何かが、また微妙に足りなくて、更に違う料理をつくろうと考えるかもしれないですね。
そうしたことを何度か繰り返して、できる料理にいずれ辿り着くことでしょう。

ある人はそんな風に、料理名をベースに考えていくかもしれないですね。

また、ある人は、素材を全て調べて、残りものでできる料理にどんなものがあるか、脳内をサーチをするかもしれないですね。

あの料理はできるだろう。この料理もできるだろう、そうそう、あっちのあの料理もできるな。
そうやって考えて、実際に作れるものの中から、今食べたいものを作るかもしれないですね。

また、ある人は、全部を混ぜたらどうなるかを考えるかもしれないですよ。
そして、合わない組み合わせを外して、合うものを組み合わせた、美味しい料理を作ることでしょう。

また、ある人は、残ったものを組み合わせて、オリジナルの創作料理を作るかもしれないですね。
また、ある人は、新たな味わいの組み合わせを探すために、異素材同士の組み合わせの実験をするかもしれないですよ。
そうして出来上がった異素材の組み合わせで、これまでにない美味しいものができるかもしれないし、一食分とても残念な結果になるかもしれないですね。

冷蔵庫の残材料の使い方を、ほんの少し考えるだけでも、これくらい様々なやり方があります。

この時に大切なのは、どのパターンであっても、余っている素材が何なのかを明確に把握する事。

素材がわかれば、調理は出来る。

別の言い方をすると、素材がしっかりわかれば、未来を組み立てることが出来る。

素材がわかれば、全体を知り、調理や味付けなどの計画を立てることができます。

行き当たりバッタリにならず、今できる一番良いことを実行するためには、手元にある素材が何かを知ることはとても大切です。

もし、今、料理ではなく、毎日の仕事や、日々の生活で、何か困っていることがあったとしたら、冷蔵庫の残材料を見る気持ちで、それぞれが、どんな素材で、どう組立っているかを感じ取ってみませんか。

その際に、

あの人はこう思う(筈だ)から。
あの人はこう思っている(筈だ)から。
私はこう(な筈だと)思っているから。
私にはこう(だと)見えたから。

上記のカッコの中にあるような、無意識にしてしまう「余計なフィルター」を外し、当事者としてどっぷりと嵌まり込むことなく、第三者的な視点のもとで、どうなっているかを見つめ直してみてください。

自分の思い込みのもとでものを見ることなく、完全な第三者的に、素材を見つめ直すと、今、何をどうすれば一番良いのかを、なんとなく自分で理解ができるようになることでしょう。

こうすればいいんだと、自分で気が付ける可能性がぐっと高まれば、あとは、それを実直に実行するだけで、今までとは違う状態に自然となれるでしょう。

と、ここまで書いてみましたが、頭の中で「そうかもしれないね、うんうん」とただ頷くだけではなく、実際に「実行」したらどうなるでしょうか。
前半部分の「素材を知って、どうすればいいかがわかるところまで」でもいいので実行したら、ずっとあった「悩み」の、かなりの部分が自己解決できていると気がつくことでしょう。

リラックスは、こうして自分で作り上げることもできます。
小さな考え方のコツは、これ以外にもいろいろあるでしょう。
今回の料理のことのように、一見関係なさそうな全く違う世界から、答えを知ることもあるかもしれません。

まずは、どんな素材があるか、また、どんな構成でできているかを、普段から、素直に把握する練習をしてみてくださいね。