月に行きたい と誰かが思い。
殆どの人が無理だと諦める中、どうにか行きたいと思い続ける熱い気持ちが、時間をかけてそれを成し遂げました。
人の気持ちにはそういうエネルギーがあります。
日本だって 言霊(ことだま)= 言葉に宿っているエネルギー という言葉があり、それを知っている方は、自分が口にする言葉に注意を払うほどです。
私にも、あなたにも、同じ力はあり。
想いを持つ誰にも同じ力はあります。
人は、自分の知見や見識で判断をします。
成功を何度もしている人は成功するのが当然だと思うようになります。
失敗を重ねてしまうと、次も失敗するだろうと、思うようになります。
体調不良が長引いて、あちこちに通い、どうにも状態が良くならないという経験は、この場合、後者に属してしまうことになるでしょう。
そして、それらの経験によって 「もう変わらないんじゃないか」 と思うことになるでしょう。
でも、それらの経験にないことがあったら、どうなるでしょう?
可能性がまだ残っていることに気が付たら?
押しても駄目なら引いてみな なんて言葉もありますが、こうしないといけないんだと決めつけていると、自らの行動を無意識に制限をしている場合もどこかにあるのではないかなと、私は思うのです。
すべてのことをやり尽くした結果として、駄目だからとするにしても、時が月に行く力を身につけたように、新しいことが生まれることもあるでしょうし、まったく思ってもみなかったことが功を成すこともあるかもしれません。
人事を尽くして天命を待つということばもありますが、尽くしても尽くしきれないことも多いでしょうね。
もう駄目だと思い込む前に「本当に全部尽くしたのかな、尽くしていないなら まだ諦めるのは早いかも」と思うだけで、思いや言葉が生み出す、状況を固定させてしまう力から逃れられます。
人の思いは強く、思い込みはそれに鍵をかけてしまう。
だから、再び 鍵を開けて動き出せると、大きく変われるんです。
そこに、気が付たら同じことをしていても変わるでしょうし、変わったことが嬉しいという経験をつむことで、後者から前者へのシフトが出来てきます。
小さな経験を素直に受け止め、変化を理解し楽しめたら、変わりますよ。
変われないと思い込む必要って 本当にあるのかな?
そう思うだけでも、頑なな気持ちが緩んできます。
すると ほら、体も ほんのちょっとだけ楽になっているのに気が付けると思うのです。