言葉で伝えられない体が悲鳴をあげたとき、知っておくといい二つのこと

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私たちは、言葉が使えます。
目の前の人にも、離れていても電話などで伝えられます。
それにメール、LINEなどを使って、誰かに伝えることもできます。

しかし、あなたを支えている体の細胞は、言葉を使えません。
それに、わかりやすいツール類は一つも持っていません。

唯一できることは、痛みとして伝えること。「ちょっと危険だよ」とか「かなり危ないよ」など、あらゆることを「痛み」として伝えるだけ。

もちろん普段から「ねえねえ気がついて」という小さな信号が伝わってきている筈なのですが、何も気が付かなかったりすると、伝わらないから、細胞はひたすら辛抱するしかありません。

辛いのに、引き続き辛抱を強いられてしまうのです。
とはいえ、肉体の限界を迎える直前に、これでもか、という強い信号は送ってくれます。

このままだと「命の危険があるぞ!」「辛抱たまらん!」という状態にると「我慢できないほどの痛み」や「とんでもない酷い凝り」として届きます。

この信号を受け取ると「これはなんかまずい」と、思いつく対処方法を実施します。

例えば、自分で揉んだり解したり、時には家族に揉んでもらったり、もしくは、整体やマッサージを受けたりするでしょう。
痛みが強いと、これは病気かもしれないと感じて、病院に行くかもしれませんね。

状態を改善するのに、強い信号は、細胞からみると、それなりに変化をもたらしてくれます。

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ところで、この改善前の体は、どうなっているのでしょうか?

痛いなと思うところが、もし、まだあれば、そこを触ってみてください。
本来柔らかい筋肉がテーブルや机の天板のようにガチガチになっていませんか?
他のところより冷たくなっていませんか?

そこまでいくと、そっと触れる程度では、もう分からないほどに感度が鈍くなっていることも多いようですね。 私も施術をさせていただくときに、時折そう感じることがあるのですが、そうなってくると、マッサージや揉むにしても(軽く揉んだり押しても分かりにくいので)自分が分かるレベル、納得できるレベルで、ついつい強く揉むことを要求したくなることが多いようですよ。

もし、そんなことが過去にあったら、一つだけ確認させてください。

果たして強く揉まれて良くなったことがあるでしょうか?

ぐいぐい押してもらうとリクエスト通りなので、一瞬の満足度は確かに上がります。
言った通りしてくれたら嬉しいし、一瞬柔らかくなります。

確かにその時は、いいでしょう。
でも その翌日は? 更に次の日は?

揉み返しとかはどうでしたか?
柔らかくなった体は柔らかいままでいられましたか?

もし1週間後に同じ辛さを抱えて、もう一度行くようならば、改善回復が上手く回っていないと判断できますよね。
もし今、そんな状態だったら、知っておくといい二つのことがあります。

それはこちら。


上手くいっていないときに大切な二つのこと。

1) 負荷の原因がそのまま放置されている。

2) 正しい体との付き合い方をまだ知らない。

 

凝り固まり、何をやっても改善の余地がないときであっても、この二つを正確に理解し対処できれば、体は停滞させるものが消えることで、するすると変わっていきます。

 

 

1)は、どこに原因があり、どうしたら防げるか、このことをあまり意識していないことからきています。

負荷が変わらないために、どんどん多くなると、回復が間に合わず、酷くなるだけ。

そう、それを探っていくことで、改善が可能だということ。
これなら、ちょっとしたことで、変わりそうですよね。

2)は、体の回復には、気持ちや心が大きく関係していることを、体感を通して知らないことからきています。
どこかで「自愛」という言葉を聞いたことがあると思いますが、それは、一体どんなことをするのでしょうか?
それが何か、また、実際にどうしたらいいか、そうやって考えて実行しみてください。
大切なヒントをお伝えすると体への「声かけ」です。

細胞の一つ一つが 小さな自分だと思ってみましょう。
そのときに どうされたら嬉しいか、そんな風に考えてみてください。

あなたが、足の裏の細胞だったら、毎日どんな風に感じるでしょうか?
辛いよーと伝えていて、無視され続けたらどう感じるでしょうか?
そこで、声をかけられたら、どんな風に感じるでしょうか?
そのとき、どういうふうに動きたくなるでしょうか。

明確な答えがないと、突き放すように感じるかもしれませんが、自分の体を見つめ、変化を味わうと、本当のことが手に入ります。

色々と考え、あれこれ実際に実行すると、何もしないよりも改善が進みます。
良くなったぞ! と感じられたら、それがあなたにとって正解です。

ぜひ、試してみてください!