とある方と出会った時に、ご自身のことをご紹介をいただきました。
私は、学生時代からスポーツをしていたので、今でも肩を凝ったことがないんですよ。
明るく爽やかにおっしゃるその方の体は、確かに健康的で、姿勢も綺麗で、筋肉量も申し分ない感じでした。
でも、ご本人の言葉とは裏腹に、私が見ると、肩は凝っているようにしか見えませんでした。
でも、ご本人的には、これまで凝ったことがない とおっしゃいます。
そうですか、いいですね。
でも、パッとみたところ、もう少し爽やかな感じになれますよ。
そう、ご案内したところ。
え、それならちょっと体験したいかも。
ということで、右腕をそっと触らせていただきました。
小さな体験 (施術)
腕に染みついた疲れを触れるか触れないかの感じで触りながら取り除き、次に腕を預けていただいた状態で、肘から肩・首にかけて、肉体の内部からアクセスして深い筋肉や腱を緩め、もう大丈夫という信号が戻ってきたところで、体験を終了。
時間にして、1-2分です。
確認
それでは、腕を下したまま、肩をぐるっと回してみて下さい。
ぐるっと回し始めた時に、顔を上げて目がすっと大きくなり。
更に確認するように数回ぐるぐる回して、腕を上げて見たり、腕ごと回してみたあとで、一言。
あの、肩が妙に軽いんですけど!
もしかしたら、私は、肩が凝っていたのでしょうか?
そうですね。
普通、そのくらいになると、肩凝りって言われるようですよ。
そうですか、自分ではそう思っていなくても、凝っていたんですね。
こっちの肩がとても軽いです。
ありがとうございます。
勿論、反対の肩も同じようにサクッと調えて、本来の軽さを取り戻していただき、普段こんな動きをすると良いですよと、簡単な解消動作をお伝えしました。
運動しているから、姿勢がいいから、辛くないから大丈夫と思っている方にも、このように肩凝りがあることは実は良くあります。
では何故見つからなかったのか
肩凝りは、慢性的にゆっくり渋くなると、とても分かりにくいようです。
例えば、特定の匂いを嗅ぎ続けると、その匂いが次第に分りにくくなりますが、それに近い感じで感覚が軽く麻痺した状態になりがちです。
こうした場合、他人と比較する目があったり、完全に良かった時の自分の状態と比較しないかぎり、なかなかわかりません。
イメージによる相乗効果
また、肩を一度も凝ったことがない方は、凝る という言葉がとても重い、ハードなことに感じられるようで、イメージみたいなところまでではないから、私は違うと思われるようです。
そう考えると、自分なりのイメージ(思い込み)や、自信に振り回されないようにしたいですね。
簡単なチェック方法
左の肩を右手で触って、肩の上にある筋肉を指で押して、苦も無くすっと沈み込めば、凝っていません。 凹みにくい場合は少し凝っていて、筋張っていて凹まない場合は凝っています。 もしテーブルトップのように固い場合は凝り過ぎた状態です。
もし固くて凝っているなと思ったら、自分にあったメンテナンスをしてあげて下さいね。
せっかくなので
肩だけではなく、主要な部位もみてしまいましょう。
腕、腰、お尻、太もも前と裏、ふくらはぎ、脛、等と押した感じを確認して、もし辛そうなところがあったら、温めたり、軽いストレッチをしたり、解したりと、その部位が楽になるようにしてあげて下さい。
未来を楽しく生きて行くために、自分でできる毎日の調整がとても大切です。
何が良いかは、どれがあうかは、人それぞれですが、色々探って、試してみて下さいね!