光はなんとなく見えていると思っていますが、実は見えているのは何かの反射光が殆どなんです。
木の葉っぱが綺麗な緑色に見えているのは、実は葉っぱが緑以外の色を吸収して、緑だけを反射するから緑色に見えているだけ。
人間は、太陽の「光り」それ自体を見るのは難しくても、葉っぱや、雲や、土、肌、などの反射を通して感じています。
リセットプログラムで使っている、信号もこの光と同様に、目では直接見えません。
でも、かなりの方が体感できる信号です。
香りや味などを感じる感覚の度合い(感度)は人それぞれなので、全員とは言い切れませんが、殆どの方が感じて下さいます。
施術中の私の手は、二度見されるくらい、アイロンや携帯カイロのように強い暖かさを感じる方が多いのですが、体からかなり離した状態でも触れているような感覚があることもあり、時々びっくりされます。
感度の高いかたは、電流が体の中を通るようにビリビリと感じて下さいます。
例えば右脚の流れを調えていると、その他の関連する部位も同様にビリビリくることがあって、体の中の関連や関係について、不思議な感じで体感されることも良くあります。
人によっては、立っている時に、体がぐるぐると揺れるように自然と動いたり、解すような動きをすることもあります。
ビリビリ感やそうした動きがなくても、体の中がじんわりとすぐに温まります。
深い部分の緊張が解けると、潰されがちだった血管に血液が多く入り込むことで血行が良くなり、とても温かくなります。
信号を届けた部位にそれを強く感じます。
体軸がずれている場合には、重心が動くのを体感できます。
凝りまくっていた肩が緩むと、見た目にも変わるのを感じます。
では、届ける信号がどのようなものかというと、最近ではよりシンプルになり、純粋な促しだけです。
細胞が本来の位置を知っているかを確認し、その位置に戻れるかを問い、戻れると答えたら、さあ、動こうと伝えるだけです。
本来の状態との差を埋めるように、もとの位置に戻れることを、ただ信じて促すだけ。
たったそれだけの事です。
人が手にできる知識はどれだけ立派な先生が頑張っても、その全てを完全に手に入れることはできません。
体の複雑さ、多様さと比較すると情報があまり多くはなく、知識として得た情報がフィルターになり、目が曇り回復の邪魔をしてしまうことがあります。
そのため、全てを知っている体自身に任せることが、より良い状態へ最短のルートであり、最善の手とわかりました。
よって、現在では、以前よりもシンプルに、ただ信じて促すことを中心に実施しています。
手技としては、指先や掌でそっと触れるだけ、場合によっては空中で動かすだけ。
とてもシンプルです。
目に見えない、細胞が動けるようになる、微細な信号を伝えるスイッチとしての手技。
気になった方は是非、お試しください。