みなさんは見るというときにどうやってみていますか?
大抵の場合、そのものに集中しますよね。
こちらの絵の中心のピンクの四角。
画像が画面いっぱいになるようにしてから、しっかりみてください。
集中してしっかりみてください。
どうでしょうか?
画像左下にある、薄い色の四角が見えにくくなったかと思いますが、いかがですか?
人間は集中すると、そこに意識が強く働くことで、それ以外の部分が把握しにくくなります。
意識して集中するのと同様に、「こうだろう」「きっとこうだ」「こうに違いない」という思い込みがあると、その意識に引きづられて正確なものの見方ができなくなります。
見ること・感じることは、淡々と見るともなく見る、そういう意識が大切です。
では、
もう一度、先ほどの絵を同様に画面いっぱいにして、中心のピンクの四角になんとなくピントをあわせて、全体をみるともなく見るように意識してみてください。
すると、先ほどわかりにくかった、画像左下の薄い色の四角も見えるようなってきたと思います。
これが、感じるコツです。
感覚がわかり、修練をつむことで、ご本人すら忘れていたような、古い怪我の場所がわかるようにもなってきます。
そこまでいくのには、一朝一夕にできるものではありませんが、本来誰もが持っている能力です。