根が真面目すぎて、体が硬くなってしまった方にこそ、知ってほしいこと。

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まず、今あなたが抱えている問題は「個人の問題」なのか、「構造的な問題」なのか、分解してみましょう。
 
もし、「構造的な問題」ならば、あなたが一人で悩んでいても解決はできません。
 
 
 
例えば、梯子(はしご)を登ったり降りたりするときに、途中の段が2つも空いていたら、かなり無理がありますよね。
  
すぐに修理が必要だとわかっていても、今すぐ登らないといけない場合、根が真面目だと時間を最優先してしまい、無理をすることがあります。
  
そして、無理して登ってみたら、持ち前の精神力を発揮し、どうにかこうにか登れてしまうと、「よし、私ならば登れる!!!」 と思ってしまいます。
 
 
一歩間違えたら大変なことになりますが、ここを頑張らないでどうすると、発奮してしまい、どうにかしてしまうのでしょう。
 
「頑張って登れたんだから、頑張れば降りられるはずだ」とか、「もう登れるから、もう大丈夫」と、妙なところで頑張り、本来しなくて良い満足感を得てしまいます。
 
 
達成した感もあり、満足感を得て「私はすごい、他の人には無理なのに、出来た!!」と。
 
そういう風に思うことは、悪いことではないのですが、よくよく見つめてみると、梯子はそのまま。
 
  
   
1回ぐらいは、がむしゃらに頑張ってどうにかなったとしても、もし他の誰にも出来ない状況が続くとなれば、どうなるでしょうか。
 
そう、あなただけが登れるようになると、他の方には登れないからと、あなたが常に頑張らなければならなくなります。
  
常にです。
 
 
常に。
 
 
もし、そういうことが、溜まってきて、数が多くなると疲れちゃいますよね。
  
失敗はできないと、緊張をして、どうにかする毎日。
 
適当にすることが出来ないあなたは、毎回全力。
  
疲れないわけがありません。
 
 
さて、もし、そんな感じで疲れてきていたら、一体何をすべきでしょうか?
 
 
 
  
そうです。
 
まずすべきことは、壊れた梯子を修理すること。
  
  
もちろん、自分一人では修理ができないことも多いでしょう。
 
構造的なものであれば、なおのこと無理。
 
だったら、それをできる人に頼んだり、できる人を探すなどしていくことも、がむしゃらに頑張るのと同じくらい大切です。
 
 
 
もし、今、壊れた梯子のようなモノやコトがあったなら、どこが壊れているのか、どこに問題が潜んでいるか、そんな目で観察してくださいね。
 
 
あなたは、最前線にいて、一番正確に情報を掴んでいます。
 
 
その情報を的確に、正確に、シンプルに伝えることができれば、修理や改善ができる人を使う人が、どうしていったらいいかが理解をしやすくなります。 
 
うまく伝えられれば、修理や改善が一番上手な人に頼むことができて、修理や改善が進むことでしょう。
 
すると、修理や改善が完了次第、あなた以外の方も梯子が登れるようになります。
 
 
そうして、あなたが抱えていた、自分ごとにしていたものが、少しずつ減ってきたら、どれだけ気持ちが楽になるでしょうか。
 
  
抱えていることが多くなると、心配事が増え、心配事が増えると、緊張が解けるときが減っていきます。
 
だから、緊張するような何かがないか、探してみてくださいね。
  
梯子
 
あなたの抱えている梯子は、一体なんですか?