足をクロスして歩けるようになる。すると、それだけで身体移動時の自由度が格段に上がるということ。

自分の体との付き合い方

これ、実はかなり面白いんだよね、と普段から思っていることで、自分の中では長いこと至極当然となっていること。
きっとあなたも、そういうものが、いくつもあると思うのです。
それを誰かに伝えて覚えてもらったら、いいねーこれ! と言われたり、思われたりしたことがあると思うのです。

今日の話は、そんなことの一つです。

地道な練習が必要な面もありますが、手がかりになるヒントがあると進みやすいし、何よりも頑張ってみた分、快適な動きが手に入るので、少し先の未来のあなたに上手く使ってもらえたらいいなと思い、大切なことを、丸っと全部出してしまおうと思って書いてみました。

基礎を身につけるとどうなるか?

携帯しかみないで、向こうから歩いていくる人と、すれ違うときとか。
曲がりくねった道を歩くときとか。

そんなときに、無理なく、自然体でかわせるようになります。

更に応用をしていくとどうなるか?

角を曲がるときとか。
スポーツをするときとか。
武道をするときとか。

それまで難しいと思われていたことが、とても楽にできるようになります。

というよりも、この運足の方が、とにかく気持ち良く動けるので、それ以前に戻りたくなくなります。

足をクロスする運足 が自然とできるようになるとどうなるか?

労力が少なく、何よりもシンプルで、とてもスマートな動きが手に入ります。

もしかしたら、既に知らずに使っていたこともあるかもしれませんが、これをしっかり知って、無意識レベルで自在に使えるようになると、それまで以上にとても快適に動けるようになります。

どんな方法かというと!!

シンプルです。
とにかく、これしかないというほどにシンプルです。

歩くときに、足を交差するようにするだけ。

交差の範囲や前後の位置を変えることで、足をただ前に出すだけなのに、未来の自分の位置のコントロールができます。

どうするかは、基礎編の この絵をみて考えてみてください。

運足

説明がシンプルな絵だけの理由

何もかも全てを揃えて、一気に伝えるのもいいのかもしれません。

でもそれって、本当に正しいことなのでしょうか?

「これは こうです」と伝えられた瞬間に、それ以上の先にはは、なかなか行けない「見えない天井や壁」が自然と出来てしまいます。

それは、実はとっても勿体ないことなんです。

というのは、人の資質や能力の出方は、千差万別。

教える側よりも、もっと凄いものを潜在的に持っている方が実は沢山います。

なのに「これはこれです」と一方通行的に決めつけてしまうと、どうなるでしょうか。

そう。 もっと もっと 良い能力が発揮できたはずなのに、それを止めてしまうことに繋がっていきます。

私は、それは、勿体なくてできません。

少し離れてみると分かりますが、教える側は、今たまたま、少し先を歩いているだけのこと。

例えば、自動車教習所では、何も知らない人には、あれこれ教えることができます。
でも、その何も知らなったであろう方の中には、未来のプロのドライバーになれる方も居たりします。

もしかしたら、あなたがその一人である可能性は、とっても大きいんです。

無意識に天井や壁を作って、能力を抑えてしまうよりも、後々、自然と伸び続ける方法で、私は伝えていきたいんです。

だから、全部を決めつけて「これはこうです」とするのをやめて、絵を見て、ほんの少しの文字をみて、あれこれ想像をしながら、ご自身の能力を開発する楽しみを味わっていただけるように、一番大切な情報だけを、そっと盛り付けるだけにしてみました。

35年分の蓄積からのシェア

私は、自分で実際にできることだけを伝えています。
そして、普遍性のあるものをお伝えしています。

今回の話の、大元になる出来事が35年前にありました。

それは、出身地の、とあるコンビニで、私が外から中に入るときに、私のちょっと前を歩いている人が、開き始めた自動扉を、まるですり抜けるかのような不思議な動きをしました。

自分の目を疑ったのは、とても久しぶりのことですが、何が起きたか悩みました。

脳内は??????で一杯です。

開いていく自動扉をかわして、扉が開ききる前に、扉の向こうにいる。
背中が開ききる前の扉に向こうにある。

????

普通ならば、扉に完全にぶつかるタイミングなのに、ぬるりと体を揺らして入っていった。
体重すらも上手く使いこなし、歩みを一切緩めることなく、向こう側にいる。

現実なのに、現実味がない不思議な感じ。
映画とかの特殊効果を生で見ちゃった感じ。

でも、その人に出来ることならば、いつかは真似ることができるはず。

そう思って、そのときの一連の動作を、脳内で完全に覚えておきました。

そして、そこから、なぜその動きが可能だったかを推測し、紐解きながら、実験を繰り返し、必要とされる部位の動きを学び、体を少しずつ鍛えていきました。
実際に同じ動作をするのに、その後、何年もかかりましたが、最後には完全コピーできるようになりました。

今回おつたえしているのは、この学びの中から出てきた副産物です。

そうやって、体のことを探りながら育てていくと、その周辺に結構面白いことがあるのにも気がつきます。

丁寧に丁寧に観察をして、検証しながら、実施をしてというように、大切に大切に育てていくと、日常の動作をこれまで以上に快適にすることが可能となってくるのに気がつきました。

観察、
推測、
検証、
実施。

観察、
検証、
推測、
実施。

観察、
検証、
推測、
実施。

途中からは永遠とも言える一連の流れのなかで、みつけることができたものが私の中に幾つもあります。
これらのおかげで、50歳を過ぎても、20歳のときに近い感じて、快適な毎日を過ごしています。

そんなことのなかから、これは便利という「足の運び」について基礎編の部分を公開してみました。

本当の意味で身につける。とは

検索して出てきてた文字や動画をみて、なんとなくできた気になっていたりしがちな世の中ですが、知識があるだけでは、実は何も身についていません。

そこに行動が生まれないと、ほとんどそれ以前と同じ状態です。

だから、行動する。
行動して覚えていく。

頭で理解する。

意識して実施する。

意識して出来るようになる。

体に馴染みきるまで実施する。

無意識で、自然とできるようになる。

永続して、使い続ける。

無意識にできるようになる。

無意識で普通にしていることに、ふと気がつく。

快適な状態であることに気がつく。

頭で考えるのではなく、こうした行動は、脊髄反射のように、自動実行できるレベルまで行って、初めて本当の意味で、身についたと言えるんだと思っています。

そんなことを言われてもと思ってもいいし、どこまで、どんな風に育てたら楽しくなるのかなと思うのも自由。
また、本当に実施するかも、見た方の完全なる自由です。

一言だけ、あえて伝えるとしたら、実際にしてみて良さを気がついた方、継続していった方の未来は、きっとこれまで以上に素敵なのものになると信じています。

自由です!

でも、今後の人生の、何らかのヒントになっていったら、とても嬉しいです。

よかったら、謎を解きつつ、楽しみながら、このクロスする運足を身につけちゃってください!!