「思ったよりも、押さないんですね」
「そうですね〜 ほとんど押しませんね〜」
前回 その1はこちら
<いきなりですが、小さな たとえ話を一つ>
映画。
物凄く素っ気いない映画の予告編をみました。
そして、あまり期待しないまま本編を見てみると、予告編とは打って変わって、内容がぎゅうぎゅう詰めで、展開も早く、凄くドキドキします。
すると、
「やばい、これ、すげー面白い!!」
予告編と本編に、こうしたギャップがあればあるほど、大きければ大きいいほど、強くそう感じやすくなります。
<K.Nさんのこと>
数日前に突然でてきた首の痛み以外何もなく、
なんと体調は ” 今夏最高 ” という完璧に近い状態。
耳も固いとは思えないそうです。
「体調は今夏最高」
施術後に 結果がぐっと良くなったとしても その差は 小さいでしょう。
そう、ギャップ が小さいんです。
モニターとしてはある意味最強です。
今回の施術で一体どうなるのでしょうか・・・・・・
果たして、何かが変わるのでしょうか?!
<施術が始まる>
施術ベッドに仰向けになっていただきました。
少しして、気持ちが穏やかになったところで、施術がゆっくりと始まります。
今回はモニターなので、多くの方に見ていただけるように、
もみあげから後ろ側の耳がメインの写真を撮らせていただきました。
<とある儀式のようなこと>
Hidamariの施術では、施術を開始する前に、ある一つの儀式のようなことを行います。
分かりやすい言葉でいうと、見立て。
状態を知るために、見立てとも言えない、見立てをします。
とても簡単にいうと、体の状態を探ります。
過去の知識に、はめ込んで、これだろうと、人の頭で物事を推測をするのではなく、
まるで高性能な探査機でサーチするかのように、手で触れずに状態を探っていきます。
すると、体が今こんな感じ と現在の状態を教えてくれるのです。
人の知識や知恵を介していないだけ、見立て時のズレが生じ難くなります。
見立てにズレがなければ、その施術は確実に届きます。
<現在の状態>
そうして、教えてもらったことから、右耳と左耳の固さに大きな差があるのがわかりました。
それがわかった状態となって、始めて、耳にそっと触れます。
ここで大切なことは、変化変容を前後でしっかり体感いただくこと。
施術前後での変化を十分にご理解いただくために、まず最初に左右に固さの差があることを指摘し、ご自身の体感で確かめていただきました。
左耳を確認のために、軽く押し、次に右耳を軽く押し、左右を同時に押すことで、押された時の動きの違いを体感していただきます。
これで、左右の固さの差が、実際の感覚として正確に把握できるようになります。
また、部分だけではなく、右耳は左耳と比べると、全体が固かったのですが、その固さの具合から、右側を下にして寝ていないかと問いかけたら、その通りとわかりました。
<触れ方のルール>
「思ったよりも、押さないんですね」
そんな感想を途中でいただきつつ、そっと触れるだけの施術が進みます。
施術の中心はエネルギーワークなので、凝っている、指で押したりしても届かない部位、とても深い部位にまで、エネルギーを届けることができます。
指で触れて、押せる範囲は、とても浅く、軟骨の下にあるのは、蝸牛などのとても繊細な器官です。
軟骨部分がふわふわと柔らかくなるには、体の深部が緩んでいないとなりません。
もちろん、表面をスイッチにして体の深部を緩ませる方法もありますが、どうせなら、深部から表面へ と上手く組み合わせるほうが効果的です。
だから、細胞が細胞が本来の位置に戻れるように、当初は ただただエネルギーを届けながら、促していきます。
強制することなく、ただただ、淡々と。
<さて、K.Nさんは どうなったのでしょうか>
少し長くなったので、その3に続きます。