誰かを思うときに気をつけたいこと

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誰かの体調の不具合を見聞きしたとき、ごく自然に思うことが、いくつもありますよね。

ごく自然に思うこと。

それは

早く良くなって!
早く元気になって!
早く健康になって!
です。

特に、相手のことが大好きだったり、相手が遠方にいたら、それが強くなってしまうことでしょう。

でも、
良くなるや、元気になる、健康になる、それぞれの「底」にあるのは

治って!
早く治って!
完全に治って!

などです。

そうした、思いを出す側の願望が入ってしまうと、願望のエネルギーが相手に強く届いてしまいます。

個人の「願望」は「欲」です。

文字にすると、ちょっと怖くなりますが、
「我欲」です。

結果として、治ることが、喜ばしい、とても嬉しいことだとしても、「治る・良くなる」という結果を先んじて求めてしまうことは、「我欲」のエネルギーが強くなってしまうことに自然と繋がります。

我欲は、相手にとって、軽くて、明るい、心地好いエネルギーではありません。

個人のそうした欲は、実はとても重たいエネルギーなんです。

それは、相手の自然治癒力の働きの妨げになります。

だから、もし相手のことを本当に思うなら、こんなイメージをしてみてください。

その人と、一緒にいて、とても楽しかったときを思い浮かべてください。

一緒に楽しんでいる状態を想像してみてください。

ただただ、一緒に楽しんでいる状態を想像してみてください。

特に不具合が長く続いてた場合、自分自身では元の位置が見えにくくなることがあります。
そんなときに、元の位置はここだよと、明かりがそこに灯されるように、目指す場所が自分でわかるように、一つの指標となるように。

ずれてしまう前の位置、本来の状態。
元の位置を思い出してもらうために。
そんな楽し状態を想像してみてください。

しつこいようですが、健康な人の、上からっぽい、もしくは、命令風な「良くなれ」「治れ」は、上手く働きません。

もし、言葉が得意で、イメージではなく、言葉を使うのが好みであれば、「良くなる(れ)」「治る(れ)」「健康になる(れ)」ではなく、

「元の状態に戻ってね」 とただ一言、そっと、お願いをするだけにしてください。

遠隔ヒーリングは特別な人ができるとだけだと、もしかしたら思っているかもしれませんが、人の意識は結構強力に相手に届きます。

無意識ほど強いものはありません。

家に戻ったら、家族の誰かが、自分が食べたかったものを買ってきていた。 そんな経験はありませんか?

なんとなく、あの人から連絡がきそうな気がする。と思ったら連絡が来たりしたことはありませんか?

人と人はこんな風に結構繋がっています。

だからこそ、気をつけないといけないんです。

相手が弱っていたら、特に。
残された力を、外部のものが邪魔をせずに、本来の力を存分に発揮できるようにすることが、とても大切なんです。

今日は、FBで いいね をされた、遠隔ヒーリングについての個人の見解の記事を見かけて、シェアをするのではなく、自分の言葉にして伝えてみたいなと思ったので、少し長めに書いてみました。

あまり使うことはないかもしれませんが、記憶の片隅に、そっと置いていただき、いざ、そのときに、ふと思い出していただけたら、とても嬉しいです。

あなたの大切な方のために。