健康な人の本当のバリアフリー 体の高齢化を前に

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住宅内部の バリアフリー化 が随分前から行われていますが、どんどん進化していますよね。

敷居どころか、お風呂場の床が、脱衣所と同じ高さなのを 初めて見たときには、本当にすごいなーと思いました。

確かに、体に不具合がある場合や、車椅子を利用するなどで、段差があることで生活の質が下がるのであれば、様々な進化はとても素敵なこと。  また、将来に向けて、あとで なかなか変えにくい設備を整えておくことは、良いことだと思います。

ただ、唯一の問題というか、誤算?は、人間はとにかく楽を好む生物だということしょうね。

楽をすることとは、環境が緩くなり、ストレスがない状態。

ストレスがなければ、ストレスに対する耐性が次第に低くなります。

言葉だけだと、悪いものではないのですが、体力 に置き換えると面白いことがわかりますよ。

緑

例えば、敷居が床と同一の高さではなく、 これ!ちょっと高すぎませんか? という 床から4cmほど高い敷居の家を想像してみてください。
当然、すすすーっと何も考えずに進むことができませんので、出入りする際に敷居を跨ぐ(またぐ)という行為が発生します。
面倒だな、ちょっと辛いなと思いつつ、敷居を跨ぐことを、毎回必ず行います。

毎日続けることで、小さくても自然と必要な筋肉が育ちますよね。
また、足を普段よりも高く上げる動作を、日常に取り入れることで、何もしないよりもバランス感覚も育ちます。

室内エレベーターのみの生活と、室内階段のみの生活の違いだと、もっとわかりやすいかもしれませんね。

体力は 外部のストレス に応じて育ちます。

平地しかない街と、坂道だらけの街、急峻な階段だらけの街。
そうした違いでも、体の内部の作りが変わってくるのは容易に想像ができると思います。

そう、体が健康であるならば、自分の体に気を使いながら、必要な筋肉を育てて、自在に動ける体を作っていくと、本当の意味で自在度が、自由度がぐっと向上します。

それらを知らずに、ストレスがとにかく低い 楽で便利な生活を淡々と続けていると、足腰の筋力が次第に減っていき、第二の心臓とも言われたりする、脚にあるポンプ機能が減っていきます。

私は最近、引越しをしたのですが、緩い登り坂の途中にある、木造のメゾネットスタイルで内部に1階と2階を繋ぐ階段のある生活が基準の家から、すぐ近くの、エレベーターが無い外階段だけの鉄筋コンクリートの5階に移りました。

玄関にたどり着くのに前の家は、ほぼフラットで、新しい家は地上から5階まで上がる必要があります。
それも階段でです!!!!!

最初の5日間は、4階から先、5階に行くのが 結構辛かったのに、6日目位から、そう気にならなくなり、3週間もしないうちに、もう なんでもなくなりました。

階段しかないと、頑張るしかないので、脳がそれに合わせて体を作ってくれます。

そうして体ができあがると、室内外の多少のストレスは、感じにくくなってきます。

そう、体がそれらを自然と カバーしてくれるようになるからです。
だから5階までは気軽に、何もきにせずに、するすると上れる体になりました。

楽を しよう しよう とする体を、あまり甘やかし過ぎることなく 行動することで、結果として生活の質が上がってきます。

お家の中が、将来に備えて、理想的なバリアフリー化が進んでいたら。
また、働く場所のバリアフリー化が理想的に進んでいたら。

どうか、時々は負荷を与えて、ストレス耐性のある足腰を、第二の心臓とも言われる脚の機能も磨いてあげてください。

樹皮

人間は歩けなくなると、一気に老けてきます。
健康で快活な生活をしたいなと思っていたら、日常の負荷レベルを見直してみてください。

自分の理想とするスタイルに必要な、体の作りについて、意識してみてくださいね。

10年後のあなたは、どんな生活をしていたいですか?
そのためには、どんなことを、今日から実施しますか?

数週でも体は変わります。
だから、今から、楽しんでいきましょうね!!
<セルフチェック>
・ とっても簡単なセルフチェック
快適な体を作りあげるためには、やっぱり土台がしっかりしている方が良いですよね。
自分はどうかなと思ったり、ちょっと気になったら こちらをみてチェックしてみてくださいね。

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