突然ですが、最近、自分の体を慈しむことや、感謝をしましたか?
したことがある人は 気づいていると思うのですが、あれは、本当にいいものですよね。
これまでに、特にしたことがなかったら、あれを知らないままでいるのは、ちょっと勿体無いと思うのです。
そう、ちょっと や とても が つくほど、勿体無いです。
今 ? と思いましたよね。
でも、そう思ってしまう理由があるんですよ。
もし、あなた自身が、特定の部位の細胞になって、細胞の立場から考えてみたら、一体何を言っているのか、少しだけ意味がわかるかもしれないので、ちょっとの時間で良いので想像してみてください。
そして想像をするなら、見たことや触ったことがない深い部位よりも、ぐっと想像しやすい場所がいいので、ここでは、部位的になかなか大変そうな踵(かかと)で考えてみてください。
ここから、しばらくの間は想像の世界です。
あなたは今、踵(かかと)です。
わかりやすく、踵の皮膚にしましょう、それも地面や床につくところの。
それが自分だと思ってみてください。
人は朝起きてから寝るまで、自分なりの時間割をつくって動いています。
だから、あと何時間たったら休み時間が来るか知っているし、あと何日したら、休日が来るかも知っています。
でも、今、踵の下の皮膚となったあなたは、それらを知ったり、自分で決めたりできるでしょうか?
そう、皮膚だから、そうしたことはコントロールができないですよね。
それどころか、口は聞けないし、目も耳もないから、何時休みが来るかわからない。
ただた、ひたすら頑張るだけ。
歩いても、立っていても体重がかかり、ぎゅむぎゅむと 潰される。
座っていてもそれなりに体重がかかる。
足の裏が楽になるのは、寝ているときだけかな?
痛いし疲れて休みたいと思っていても、ぎゅーーーーーっとされ続ける。
休日をと思っていても、それが一体、何時くるかわからない。
ただただ、働かされる、細胞の人生。
お腹すいたよーと思っても、いつ栄養が来るかもわからない。
挙げ句の果てに、踵の角質が厚くてもう嫌だとか、踵が痛くて嫌だなんて、言葉を浴びせられたら。
あなたは、それでも やる気が起きますか?
私なら、ちょっと無理。
せめて、休みの日があと何日でくるかも知りたいし、今日、あと、どれくらい働けばいいかも知りたい。
頑張ったとき位、感謝の言葉も聞きたいです。
あなたはどうですか?
小さな細胞も あなたと 同じです。
細胞だから、口を持たず、言葉として伝てくれませんが、あなたと ほとんど同じ感情を持ち合わせていると思ってみてください。
どうしたら嬉しいか。
どうしたら、頑張れるか。
あなただったら、どうやって伝えてもらえたら一番嬉しいか、その方法を考えてみてください。
そして、ここからは現実の世界に戻ってきていただきます。
もし、今、どこか痛いところがあれば、手を当てられるなら部位なら手を当てて、痛みが出てしまうまで頑張ってくれていた細胞達に感謝の気持ちを伝えてみましょう。
そして、これまでの苦労に対して、ありがとうと伝えて、その部位のことをいたわってみてください。
すると、手のひらの感じる硬さや冷たさ、それから、さっきまで感じていた痛みの雰囲気が、ほんの少しかもしれませんが、なんとなく変わるのがわかると思うのです。
疲れたところに、そっと手を当てて感謝をし、慈しむ。
それが無い人生と、ある人生。
これを書いている私は、ある方の人生を選択して、今、かなり楽になっています。
まだやったことがなかったら、読むだけじゃなくて、本気で、体に伝えるのを試してみてください。
知ってしまったら、もう戻れません。
それくらい、いいものですよ。