のらぼう菜のことを、多くの方と同じように、漫画家の 松本英子さん の本で知って、実際に手にとって味わったのがほんの少し前のこと。
漫画でみて、それはないでしょうと思っていたにも関わらず、まるで ほぼ漫画のまま、何もしないで、ただ茹でただけで、止まらずに まるっと食べきっててしまった 菜っ葉は 私もこれが初。
あまりの美味しさに、立て続けに買って、茹でる以外にも あれこれして食べてはみたものの、何かをするよりも、茹でたままが実に美味しい、不思議な菜っ葉でした。
どんな? というと、のらぼう菜自体に、出汁のような旨味があって、それだけで満足してしまうのです。
これ、本当に美味しいので、もっと有名になってもいいくらいなのに、あまり知られていないのは、すぐに萎れてしまうからなのか、大きな流通には乗らず、ごく一部地域で食べられているだけだそう。
寒い時期から、どこで、いつ出るのかなと、何度もあちこちのお店に顔をだしては空振りをつづけていたのですが、つい先日、苗が売られているのを見つけて、なくなる前にと買ってきちゃいました。
土もプランターも揃えて、野菜売り場で買うよりもコストがかかっているのは分かっているのですが、そこにあるだけでどれだけ幸せかは、食べたことがある方ならきっとわかるはず。
我が家では、地植えではなくベランダ菜園ですが、店頭に並ぶ時期を見るのにも、とても役に立ってくれそうです。