ちょっと辛いかな。
でも、これ位は仕方ないよね。
「これくらいならそんなに気にならない」というレベルの我慢は、ついついしがちになることが多いと思うのです。
気持ちの上での我慢もあるでしょうし、日常の中での小さな我慢。
例えば椅子に座っていても、ちょっとお尻が痛い、でも立っているよりも楽だからこれくらいなら我慢するかいうことなども含めると、結構な数があったりしませんか?
体は常に楽を求めているので、少しでも楽な方を自然と選択します。
でもその際に犠牲になる多少のことについては、ついつい目を瞑ってしまうのがセットになると、冒頭のような 小さな小さな我慢って、しちゃうことがどうしても多くなります。
で、ここからが本題ですが、慣れって生まれるんです。
慣れはどんなことにも生まれます。
そう、目を瞑り過ぎていると、我慢慣れっていうのも生まれてしまうんですね。
小さなことは我慢した方が大きな得に繋がるのを覚えてしまうと「これくらいならいいや」が日常のあちこちに出現します。
相対的には大きな得に繋がってはいるものの、小さな我慢があちこちにできてしまうんです。
すると、小さな我慢を続けることで、不快感に対する感度が次第に鈍くなってきます。
感度は鋭敏にするのも鈍感にするのも、方向を定めて繰り返すとどちらにも同じように上手になり(我慢慣れと基本の動きは同じです)、我慢を繰り返すことで 鈍さが育っていくんです。
それが進んでいき、小さな我慢が沢山積み重なると、やっぱり体に不調をもたらしてしまう事に。
快適な状態を負荷が全くないか、負荷があってもその場やその日で綺麗に解消できるレベルとした場合、負荷が沢山あるとどうなるのでしょうか?
そう、小さなものが幾つも積み重なると、解消できるレベルを超える日がやってきてしまいます。
そこで、感度がまだ高ければ「これはいけないぞ、よし どうにかしよう!」と、原因の除去などに努めることができますが、感度が鈍くなっていれば鈍くなっているほど、そうしたことが感知できず、分からないでいるため、酷い方向へとスルスルと進んでいってしまいます。
怖い事に止めたくても止まらないんですね。
もしも、あなたが健康診断では特に何も問題がないのに、なぜか体の不調を多く抱えているというような場合、こうした状態にはまっている可能性があります。
でも、大丈夫、悪くなるには理由があり、良くなるにも理由があります。
そう、全てをこれまでの逆順で進めていくと、道が変わり、元に戻る方向へ進み始めます。
酷くなるのは簡単ですが、良くするのも実はそう難しいことでありません。
地道な積み重ねで結構戻ってくれます。
体はもともとそういう風にできています。
ただ難点なのは感度が鈍い時には、こうした改善を始めても、小さな違いに気付きにくいんです。
だから、改善の結果がすぐに現れないので、こんなのは効かないと決断してしまい、すぐにやめてしまうから永遠に辿り着かないだけのこと。
やればかわるんですけど、やらなければ変わりようがありません。
調子の良い時が1ヶ月前なら、倍の2ヶ月程頑張ればいい。
そんな風に時間をかけて戻していけば、まあまあ良い感じに戻れます。
慣れるまではちょっと大変ですが、慣れてしまうと次第に無理なく続けられるようになります。
最初は慣れない分かなり大変かもしれませんが、そういう道はありますので、良かったらやってみてください。
で、やってみたけど一人ではよく分からないと困ってしまい、もし、外部からのサポートが必要な時には、ここのような、体の声を拾うのが得意なところを探してみてください。
揉みほぐしとかの一時的に良くなるのとは根本的に違う、凝ったり張ったりする理由を紐解き、原因の解消から進めていけるところが一番なので、そんなところを探してみてください。
また、更に言えば、自分で気がついて、自分で探り、自分で解消のための行動が無理なくできるようにしてくれるところが最高です!!!
良い行動が身につくと、今度はなかなか悪くなりにくくなります。
どうか ストレスがあってもすぐに解消できて、心地良い楽しい日々が送れますように!!
頑張りすぎることなく、ゆるっと楽しみながら進めてみてください!!