凝りを「潰さない」ほうがいい理由

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マッサージなどでの 「強い揉み方」「弱い揉み方」 揉まれ方は本当に好みなので、一番気持ち良いスタイルで良いと思いますが、肉体の反射についても、少し知っていると、なかなか便利だと思います。

凝りによる感覚の変化
凝り
凝りも酷くなり過ぎてしまい、鉄板のようにガチンガチンになるにつれ、どんどん感覚が鈍くなってきます。

どれくらいかというと、とても酷いときには、軽く触れたぐらいでは、ほとんど感じなくなります。
少し押しても、「え?今押してるの?」それくらい鈍くなってしまいます。

押された感覚がないと、凝りが解れないような気がしていたり、そう思い込んでいると「揉まれた」と感じるために、強さを増すリクエストをされることもあるでしょう。

 

強揉み

そうなると、ついつい、もっと強く、もっと強くと、体感できる=納得できる 強さ にしてもらうと思います。

でも、これは鈍い感覚に合わせたリクエストであり、肉体の反応の観点が消えています。
味覚が鈍くなった人に合わせると、どうしても味がかなり濃い料理ができますが、濃すぎたら体にいいかは、ちょっと微妙ですよね。

 

肉体の小さな秘密(肉体の反射)

肉体は外から強く押しすぎると、外界の悪影響から体を守る反射機能が働き、体を守ろうとして、ぐっと固くなります。
しばらくの間、そのままです。
揉み返し
凝って固くなっているから解したいのに、強すぎる圧は固さを更に促進してしまうことになります。
強く揉むことでの効果もあると思いますが、肉体的に無理のない範囲での圧が理想です。

もっと強くと圧のリクエストをしたくなったら、反射について思い出して、凝っていないところを同じ圧で押してもらって、その圧のままで肉体が大丈夫かどうかを確認してみてください。

尚、もしも、 ” 揉んで「解す」” と ” 揉んで「潰す」” がしっかり理解できていない施術者に出会ってしまったら、潰すではなく、解すでお願いしますと伝えてみてください。

筋肉は、圧をかける施術の場合、潰さずに、解すことで、自然な柔らかさを取り戻してくれます。