肌の正しい押さえ方。 考え方と、とっておきのコツ

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まさか ぎゅっと押さえていませんよね?
 
強く圧迫したりしていませんよね?
  
擦り付けるようにゴシゴシしていませんよね?
 
なんでか? 
 
ではこちらをご覧ください。
 
ストロー
 
そう、あの飲み物を飲むあれです。
 
ストロー
 
細いものは吸い込みにくくて、太いものは吸い込みやすいですよね。
 
太さによって、自然な流量が違うからそう感じるわけですが、細いストローで一気に飲もうとしても、そんなには吸えないですよね。
 
細いパスタくらいの太さのストローだと、特にそれを強く感じると思います。
 
とても細い場合、普通の長さのものは見当たりません、長くなるほど吸いにいから、もし、あっても誰も買いませんよね。
 
 
太さ
 
体の中を回りまくっている血管は、太い「大動脈」から、とても細い「毛細血管」まで沢山ありますが、みんなそれぞれの役割に応じ配置されています。
  
お肌の細胞が生き生きとするためには、細胞の栄養を運ぶ血管も大切ですが、リンパ管もまた大切です。
 
太い細い
 
このリンパ管の先端の細さが、どの程度かと想像すると、かなり細いんだろうなということに気がつかれるかと思います。
 
リンパ液はこの中を流れていきます。
 
現状の圧
 
お顔のマッサージをするときに、このリンパ液をすーっと流すためにm色々としている方も多いと思いますが、リンパ液を流す時にどのくらいの圧をかけているでしょうか?
 
流す時に、押したり、押さえるときの、その圧です。
 
” ぎゅー ” っと一気に流そうと思っていませんか?

 
その時、リンパ管のどの太さを意識していますか?

 
 
押さえるときの圧、考え方と実際のコツ

リンパ液は、管にかかる体の動きも使って、ごく自然と流れていくものですが、ぎゅーーーーっと 強く押さえるように圧をかけたら、圧をかけたぶんだけ、さらさらと流れるものではありません。

実は、ミクロな世界では、さらさらした水であっても、相対的に粘性があがりますので、イメージ通りにはならないんですね。
 
だから、物凄く細いストローに液体が満ちていて、ストローの一部に圧を一気にかけて押し出しても、端っこからピューっと絵に描いたようにはでてくれません。
 
逆に、物凄く細いストローの場合に限って言えば、ごく軽く、そっと押さえてあげると、するすると液体が出ていきます。
 
圧を強くかける方法の場合、リンパ管の太いところに対する意識が強く向いているようです。
太い管をまず綺麗に押し出せば、次第に細い管から、太いほうへと移るでしょう、そうして全体の流れが活発になれば、お肌が良くなるというイメージです。

 
ですが、お肌の細胞のすぐそばにある、ストローは、太いか?細いか? どちらでしょうか?
 
確かに太いリンパ管のお掃除も大切かもしれません。
 
いえ、大切でしょう。
 
でも一瞬だけ、通りが良くなったことの影響と、細胞が変形するくらいの強い圧が細胞に与える影響とを考えたらどうなるでしょうか?

細いリンパ管やリンパ管の先端に与える影響を考えると、強い圧をかけてリンパを流す方法よりも、ただそっと押さえるだけで、自然と流れる方法の方が、効果が大きいことに気がつかれるはずです。
  
ごくごく そっと押さえて、しばらく待つ。
たったそれだけで、リンパ液は十分流れます。
 
リンパ管の最下流となる出口側(左側鎖骨の内側)からそうしていき、次に中流から下流へ、
そして次に上流から中流へ、また中流から下流へと、そっと流していきます。
 
下流側から綺麗にしていき、すべてを綺麗にするイメージです。
 
首からスタートして、お顔に移るので、ちょっと時間はかかりますが、この効果はとても大きいです。
 
高級なエステに行かれたことのあるかたは、どこを一番丁寧にしていたかを思い出してみてください、きっと首筋にもかなりの時間を割いていたことに気がつかれるはずです。
  
 
最後に
 
お肌の細胞の環境を変えても1回で結果がパッとでるものではありませんが、数日続けてみたら、肌触りが少しずつ変わっていることに気がつかれると思います。
 
これまで、強い圧でお顔のリンパを流していて、結果が思うように出ていなかったら、どうか、ミクロな目とマクロな目を合わせて、細胞やリンパ管の先端に意識を変えてみてください。
 
意識が変わると、所作が変わります、行動に違いがでれば、当然結果も変わってきます。
お肌の中は、小さな小さな世界だからこそ、そうした部分を大切にしていったら、当然良い感じの変化が生まれてくることでしょう。 
 
お肌を細胞レベルで、慈しみ、愛しみ、今ある状態を愛でながら、素敵な変化を楽しんでいきましょう?