緩めて覚える 1番ポジション 続きはこちら。

バレエの話。
 
綺麗な1番ポジションを 緩めて覚えて、「楽に作る」 の続きです。
 
こちらを読んでくださっているということは、既存の方法では、どうも上手くいかなかった方や、痛い思いをせずに出来ないかなと あれこれ 探されている方だと思います。
もしくは、自分は既に出来ているけれど、もっと良い 伝える方法 が 何かないかな と探されている方かもしれませんね。
 
さて、本題ですが、私達の肉体には 生命を保護 するために、危険に対する自然な働きがあります。
無意識に働くその働きは、休むことなく どんな時にも活動しています。
 
例えば 味覚の場合 には、口に入れた物の危険度合いが高ければ、ぺっと吐き出したくなりますし、大量の唾液で洗い流すように、体外に排出する機能も働くでしょうね。
大人になると、知識や経験によって、苦味や辛味や酸味は、そうそう危険なものではないとわかるので、それらの味覚がある物を 好んで食べることができるようにもなりますが、小さな子供達が 苦味を感じるピーマンなどが不得手というのは、体の反応にとても素直だからです。
 
今回の話題は、1番のポジションでしたよね。
生命を保護するために、関連する働きは、そのほかに一体何があるのでしょうか?
 
では、 一番関連がありそうな筋肉にフォーカスしてみましょう。
実は筋肉はストレッチなどで強く伸ばしすぎると、これ以上は危険だと感じて ぎゅっと縮もうとします。
また、マッサージ等の強揉みなどで、強く押されると、潰す圧力に耐えないと危険と思うのか、ぎゅっと硬くなります。
 
こうしたシンプルな防御反応が働きます。
 
実は、ここに大きなヒントがあります。
 
  
ポジションを確立させるために、あなたは何時もどんなトレーニングをしていましたか?
 
「ここを伸ばそう」
 
「ここを曲げよう」
 
等と 「頭で考えて」、その「理想の姿」になれるようにと、頑張って実施していませんでしたか?

頑張って 外力が強くかかった その時に、肉体のシンプルな反応はどんな感じで現れるでしょうか?
 
 
そうです。
 
強く、「こうしよう」と すれば するほどに、体は防御のために固くなる。
すると、「ポーズが取れない」ので、もっと頑張ってみる。
そうなると、「余計防御反応がでてしまい」どんどん固くなる。

これを延々と繰り返していたら、2歩進んで2歩下がるような感じで前には進まないですよね。

だから、今、悩んでいる方は、逆に考えて「リラックした状態」で「導いでみる」ことを考えてみませんか?
 
柔らかい粘土なら、形を作るのはとっても簡単。
カチカチになった粘土よりも ずっと楽です。
 
では どうすればいいのか ですが、肉体の防御反応を よく読み解くいてみると、逆から考えれば、
「無理をしないでいると、固くならない」となります。
 
そう、肉体の反応を 逆に上手く利用するのです。
 
肉体は、過度の負荷が掛からなければ、そうそう固くはなりません。
 
負荷が掛からない状態で、ポーズを作ってあげて、「こんな風になりたいけれど、どうかな」「できるかな」「お、できるよね」「上手だね」「この位置を覚えてね」 と 細胞と細胞が「どんな位置に揃うと良いか」を、柔らかいときに形を作って、体に、細胞に覚えてもらえばいいのです。

G1
 
実際の方法
 
体重がかかったままだと、負荷がかかります。
だから、移動式のバーを2つ使いましょう。

バーとバーを平行において、= みたいな形にしてください、そして この間に入ってください。
 
右手で右のバーを、左手で左のバーを掴み、体重をバーに分散して、足にかかる体重を できるだけ減らしてみましょう。
そして、足にかかる負荷がほとんどなくなったら、片足を前に出して、つま先を中心とした動きで、踵(かかと)を内に入れるのです。
ほんの少し踵(かかと)を内に入れて、つま先が外に向くように、小さく動かしてみましょう。
 
痛くない範囲で、小さな角度でそれができたら、そこでつま先を接地したまま、踵(かかと)を上下に小刻みに揺するように上げ下げしてみましょう。
その状態に馴染んだら、踵(かかと)を戻して、また、つま先を接地したまま踵(かかと)を上下に揺すります。
  
次に、さっきよりも深く踵(かかと)を内に入れます。
先ほどと同様に、つま先を接地したまま、踵(かかと)を上下に揺すります。
そして、また、踵(かかと)を元の位置に戻して、つま先を接地したまま、踵(かかと)を上下に揺すります。
 
これを何回にも分けて、少しずつ角度を増していきます。
 
この方法だと、腕で体重を支えているので、足に負荷がかかりません。
だから、筋肉が緊張して固くなることなく、緩んだ状態で形が作れます。
 
それぞれの足がポジションを覚えてくれたら、ポジションを作った状態で体重を少しかけてみましょう。 少しずつですよ。 一気にだと 足が びっくり しちゃいますから、少しかけて馴染ませ、少しかけて馴染ませ、少しかけて、少しかけて、最後に、手を離してみましょう。
ゆっくりとで、いいんです。 最後のこの部分は、何分かけてもいいんです、大切なのは一気にしないこと、あと少しだと慌てないこと、今すぐにと焦らないこと、ゆったりとした呼吸にあわせて、足に ゆっくりと覚えてもらえたら、肉体の防御機能が働かなくて済みます。
 
それから、ポジションを取るために、もう一つ大切なことをお伝えしますね。
 
筋肉が緩むだけではなく、大腿骨骨頭の関節や、膝や踝(くるぶし)の 可動域 も とても大切になります。
この 可動域は ひねりの幅 と言い換えても いいかもしれませんが、このときもまた、余分な緊張があってはなりません。
でも、上にあげた方法だと、筋肉に変な緊張がないから、各関節も ひねりの幅が出やすくもなるので、無理なく、作り上げられるようになります。
 
 
* ご自宅などで行う場合、バーの代わりに、机と机の間で行うこともできるかもしれませんが、体重をしっかり支えられる場所を確保して、身の安全を保って実施してくださいね。
 
 
<関連記事>

・ 緩めて覚える 1番ポジション
この記事の入り口部分です。

・ 1番のポジションが難しいと思っているあなたに
以前書いたヒントです。

ストレッチで伸ばしたりすることなく、緩まり、私は ここまで行けるのね、そんな施術があります。
体に教えてもらった、様々な方法を使った、筋肉や関節を緩める、羽毛のようなタッチの施術も一度使ってみると楽しいですよ。

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