しっかり聞こえていれば、一回で済むのにと思ってしまうと、何回も何回も大きな声をだして伝えるのが面倒で、ついついイライラしてしまうことってありませんか?
加齢によって耳が遠くなってしまい、声が届きにくいときって、ときにありますよね。
自然と耳が遠くなっただけで、本人自らそう望んでなっているわけではないんです。
だから、
何かを伝えてもらった時に、聞こえないから聞いているのに・・・・
あなたの気持ちをしっかり知りたいからと、聞いているのに・・・・
厳しい表情とともに、何度も言わせるなんて、と、怒りの感情をぶつけられてしまったら、結構辛いですよ。
内容を最後まで把握する前に、怒られてしまうなんて、やりきれません。
そんなことを何回も繰り返してしまったら、確認したくても、もう一度聞きたくても、どんどん聞きにくくなります。
そのうち、ついつい、わかったふり をしてしまうこともあるかもしれません。
勘違いがわかって、あなたは、もっとイライラしてしまうと、悪循環にはまりますよね。
あなたも、伝えたくて、一生懸命声を出しているし、
あなたの気持ちを知りたくて、何度も聞きなおしているのに、妙なすれ違いが出来ちゃいますよね。
もし、それでも、何度もいうのは大変だと、イライラしてそんな風に思ってしまう時は、
ちょっとだけ、こんな風に考えてみてください。
昨日はテーブルのこっち側からの声がしっかり聞こえていたけど、今日は、聞き直された。
少し顔を近づけて伝えたら、昨日よりも5cm近付くだけで理解してもらえた。
このまま悪くなっていったら、来月は、もしかしたら、もっと近付く必要があるかもしれないけれど・・・
そうか、そうだよね。
もう、それだけ長く生きてきていられたんだよね。
耳は遠くなったけど、元気でいてくれて嬉しいな。
愛しているよ。 お父さん(お爺ちゃん・お母さん・お婆ちゃん・・・)
そう、思うだけでも、いつもよりも優しく伝えることができます。
声が届かないな。
耳に入ってくれないな。
そう思って、イライラしたら、思い出して一回でいいので実施してみてくださいね。
日々の積み重ね。
先人の今は、未来のあなたの姿かもしれません。
あなたなら、一体どんな風に伝えられたら一番嬉しいですか?