もし、今、軽い巻き爪で悩んでいたら。 痛みを断ち切るために「これ」を知ってから「試してみる」といいこと。

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巻き爪

「巻き爪」ご存知でしょうか?

知らない方にお知らせすると、足の指の爪が普通に前に向いて伸びずに、両端がくるりと内側に巻いてきて、爪の下のお肉を挟み込んでくれるというものです。
軽く挟むだけなら可愛いものですが、巻きつく具合が次第に増してくると、それにつれて、ぎゅうぎゅうぎゅうっっと締め付けが始まります。
 
自家拷問みたいな感じだといえば、近いかもしれません。
 
なったことがある人は、あの辛さを知っていると思うのです。
 
なんで私だけがこんな目にと思うしかない、ずっと続いてくる あの辛さ。
 
私もなったことがありますので、よく知っています。 
 
あの、締め付けられる力を例えると、ハサミの巨大な蟹に一気に挟まれるのと、工具の万力(物を加工する際に、挟み込んで、締め付けて完全に固定する道具)で、じわじわと責められるのを合わせて半分にしたような感じがするのです。(注:私の体験によるものです) 

 
そんなことを想像しただけで、気分が悪くなりませんか?
それがじりじりと続くなんて、できれば考えたくありませんよね。
 

痛いのが、一瞬ならば、まだ我慢のしようもあるでしょうが、じりじり じりじり と やって来続ける痛みは、意識がそこに集中してしまい、やるせない状態が続きます。
  
今は、巻いてしまった爪も、矯正するための優秀な器具がネットで安価に手に入るので、それを使うことでほぼ解消するだろうなと思います。
 
でも、もし、爪が巻かない状態を、最初から作ることができるならば、最高ですよね。
 
 
かなり巻いてしまった状態からの回復は、上記の器具と違ってなかなか難しいですが、少し痛みを感じる程度の軽い巻きであれば、器具を使わずとも、次のことに意識を向けて調えていくと、きっと未来が変わってくるのを感じられると思います。
 

どうしたらいいの?

巻き爪ってなんで起こるか、知っている人は少ないと思います。
 
私も自分に起こらなかったら、気がつかなかったかもしれません。
相談を受けて、拝見していなかったら、特徴を知らなかったかもしれません。

でも、気がついたのです。

すべての巻き爪が、そうだとは言えないのですが、巻き爪の人には「ある特徴」があることに気がつきました。(当時の自分含む)
 
外から見てもすぐにわかる特徴で、自分でも、見てみたらわかるでしょうし、他人からみたら一目瞭然です。
 
 
 

巻き爪の方の特徴

 
実は、巻き爪が出るときって、指先に体重がかかってないんです。
 
両足で立ったときに、本来であれば、足裏全体が接地しているはずなのに、
指先に体重がかからないで、どちらかというと、軽く浮いているような状態。
 
指が浮いている?
 
そう、浮いているか、浮いているのに近いくらい、漂っているような状態。
 
指だけが浮いている。
人によっては、紙一枚入りそうなくらい浮いているでしょうし、接地した風に見えていても、押さえつけると初めてペッタリつく状態です。
  
こうなると、歩いていても指に体重がほとんどかからないので、爪が広がるような動きが生まれません。
 
体重がかかると、わずかに爪が広がりますが、その動きが皆無のままでいる。
すると、巻く力に対する反力が全くないので、巻く力がそのまま生かされていき、巻きが強化されていく。
 
すると、冒頭にあったような、肉を挟み込み、拷問のような痛みに襲われることに。
 
 

対策

足裏全体のどこに、重心があるか、チェックしてみましょう。
 
真っ直ぐに立って、足を肩幅に広げ、両腕を下ろし、遠くを見るように顔は正面を向いてみましょう。
そこで、指先を意識した時に、指がほんのり浮いているような場合には、重心がかなり踵(かかと)寄りになっている可能性が高いです。
 
重心は、前過ぎても、後ろ過ぎてもよくありません。
足の長さの真ん中くらい(土踏まずのあたり)から、大きく離れている場合は、姿勢が崩れている状態ともいえます。
 
ならば、良い姿勢をしようと頑張っても、意識していないと無理なことは、長続きがしないので、爪への影響が出にくいです。
だから、そんな風に頑張ることなく、今の現状をまず認識することを大切にしてみてください。
 

シンプルな調整方法

 
体は部分だけではなく、全体のバランスをみて、原因となる部分からゆっくりと調えていくのが一番です。
部分は全体を支え、全体は部分によって作られている。
だから、負担の高いところを調えることで、全体に良い影響が自然と出てくるのです。

そんなことを知っていただいた後にお伝えするのは、自分でできるシンプルな調整方法です。
 
 
上記に示した立ち方で、後ろ気味の重心を感じたら、足の長さの真ん中あたりになるように、重心を動かしてみてください。
 
人によっては、体全体が前傾気味になるのかもしれないですし、お腹を突き出すようにするかもしれません。
肩を丸めるようにするかもしれません。
 
形はなんでも良いので、まずは重心を移してみましょう。
 
重心が移動して、足の長さのほぼ真ん中あたりにきたら、その姿勢でどこに負担がかかっているかを、探ってみてください。
どこに違和感があるかを探ってみてください。
 
そして、その違和感のあるなと感じた部分こそが、調えるべきところです。

 
私の場合は、腰の少し上でした。
 
そこに違和感を感じて、なんとなく辛いから、その辛さから逃げるために、一番楽な状態を作る。
それを作り出してくれるのが、重心の移動です。
踵側に重心を移すと、その部分が楽になるんですね。
 
そこに辛さが生まれるのは、もしかしたら、別のところに理由があるかもしれませんが、
今はまず、見つけられた違和感のあるところから調えてあげましょう。
   
違和感のあるところは、頑張っていた結果生まれたものです。
指を使い過ぎたら腱鞘炎になるように、頑張っていた結果その状態が引き出されました。
 
だから「これまで全然気がつかなかったけど、頑張ってくれていてありがとう」と、
そう思いながら手を当ててみてください。
 
声に出してみるほうが良いのですが、声に出さずとも、思うと届きます。
頑張っていた細胞が、気が付いてもらったことを、嬉しく思ってくれるのです。
 
細胞だって生きています。
あなたと同じように感じることができます。
 
あなたが、人知れず頑張っていて、耐えきれないほど辛い状態になったときに、誰かに ありがとうと言われたら嬉しくなるように。
細胞も、それに気付いてもらえると、やっぱり素直に嬉しいんです。
 
嬉しくなればその部分の回復力もあがるし、もう少し頑張ろうと、思ってくれます。
   
 
そうして、感謝の気持ちを伝えて、なんとなく温かくなった気がしたら、もう一度、最初の姿勢をとってみてください。
  
すると、さっきよりも重心の位置が、前側に動いているのがわかると思います。
 
たったそれだけのことですが、  
素直に感謝すればするほど、肉体はそうして変わってくれます。
  
 
指先に体重が掛かって歩けるようになると、軽い巻き爪なら、しばらくしたら巻きつく力が緩んでくれるのを感じることでしょう。
 

 
重心の変化は、こうしてすぐに感じられても、爪の巻きつき方には即効性はありません。
でも、歩くたびに、爪が広がる力がつたわっていけば、じっくりじわじわ変わってくれるのを、後でゆっくり感じられることと思います。
 

日々の立ち方次第で、ここまで体が変わるなんて、きっと思ってもみないことかもしれませんが、体はいつでも、しっかり今の状態にあわせてくれようとしてます。
だから、できれば、こうして小さなことに気が付いて、どんどん心地好くしていけたらいいですよね。
 

細胞に訊いて教えてもらい、わかりやすくしてから伝える、それがここの特徴です。
これからも、こうして謎が解けたことを、どんどんシェアしていきます。

まずは、あなたの周りで、軽い巻き爪とその痛みでずっと悩んでいる方がいらしたら、この記事を教えてあげてください。