まず最初に、小さな質問です。
Q: 人間の体は、今ある機能が衰えた時にどうしていくのでしょうか?
是非、少しの間、考えてみてください。
まとまりましたか?
いかがでしょうか?
自分なりの答えは出たでしょうか?
はい。
それでは、先に進めますね。
そのままだと不自由になってしまうので、残存した機能を使うまでは、なんとなく想像できると思います。
経験があるかわかりませんが、経験がある方は思い出してみてください。
経験がなかったら想像してみてください。
家の中を裸足で歩いていて、右足の小指をタンスの角に思い切りぶつけてしまいました。
うずくまるくらい、痛くて、まだじんじんと痛みが残っています。
すると左足を軸にして、右足に体重をかけないような歩きを 自然としていることに気がつくと思います。
誰かに教わることもないのに、ごく自然とそうなっていると思います。
これは、その方が楽だし、何よりも、そうすることで、どうにか歩くことができるからですよね。
では、タイトルにある「目」の場合はどうなるでしょうか。
スマートフォンやPCで、利き目を酷使して、目が疲れてしまい、視力が落ちてきたらどうなるでしょうか?
そう、目の場合には、片方を酷使してしまい、次第に視力が下がります。
下がり方が酷い場合には、反対側を自然と使い始めます。
利き目ではない方に、自然とシフトしていくんです。
ここまでは大丈夫でしょうか?
大切なのことは実はここからです。
視度調整は、目のレンズをコントロールして行うことは、
知識として知っていると思います。
そのレンズのコントロールは、ピント調整の為の専門の筋肉が担っています。
そう、筋肉。
運動やトレーニングをするとついて、
運動しないと消えてしまう あの筋肉です。
では、利き目から反対の目にシフトした場合、
利き目の視度調整を担う筋肉はどうなるでしょうか?
そう、ご想像の通りです。
だんだん使わなくなる
↓
次第に筋肉量が減る
ここまではまあ、いいですよね。
ちょっと怖いのがこの先。
視度調整が上手ではなくなる
↓ ↓
その目をもっと使わなくなる。
そして、ついには、
利き目の反対ばかり使う
↓
とても目が疲れる
↓
酷使により視力が下がる。
となり、両眼ともに酷く疲れてしまうことがあるんです。
もし、最近、目が酷くかすむようになり、なんか変だなと思ったら、
このサイクルにはまっている可能性があります。
では、一体どうすれば良いのでしょうか?
答えは 「 全部、逆をやる 」です。
使わないから、筋肉が痩せるなら、
ちょとだけ使ってあげればいいんです。
小さなトレーニングから開始して、
次第に利き目の能力を取り戻していくと、
両眼視が楽になり、酷い目の疲れから解放されるようになります。
一気には良くなりませんが、どんなこと? をと思ったら、
毎日数分で良いので、次のトレーニングをしてみてください。
遠くが見渡せる場所を探します
窓の外の風景でも構いません。
利き目が左目の場合
1) 両眼を開く。
2) 右目の前に掌(てのひら)を持ってきて、視界を塞ぐ。
3) 左目で遠くを見る。 可能なら木々(緑色)をみる。
4) しばらく遠くをみたら、近くを見る。
ピントがあって馴染んだら、また遠くを見る。
5) 4 を 数回繰り返す。
6) 反対の目を同様に行う。
7) 両眼を閉じて、10秒くらい休ませる。
8) 両眼を開けて、遠くを見る。 そして 近くを見る。
9) 真正面以外の左右の遠景や近景も見る。
10)正面をみて、リラックスしたら終了。
最後に目が軽くなったか、自分の感覚を探ってみる。
トレーニングといっても、変に力むことは必要ありません。
使い過ぎていると思ったら目を労わり、回復に繋げ、
あまり使っていなかったなと思った方の目を使うことで、
回復を促します。
体の自然な反応を探って知ると、
こうしたトレーニングを自分で気がつけるようになりますが、
まずは試してみてくださいね。
一番いいのは、自分で気がついて、
上記にあるような、毎日の小さなトレーニングで、
日々の状態のリセットして、健康な毎日になるようにすることです。
もし、それでも上手くいかない場合には、目が健康であるか確認をしてみてください。
また、ここから先は小さな宣伝になってしまうので恐縮ですが、
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もし急いでいる場合には、ご利用も考えてみてください。
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