その指導。 どこを見て、生まれた言葉なのか、わかっていますか?

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「これは、普段の座り方を変えた方がいいですね」
 
「あなたは歩き方を変えないといけません」
 
「立っているときの姿勢が悪いので、腰をもう少し引かなければなりません」
 
 
  
 
整体やマッサージなどで先生から「 ⚪︎⚪︎した方がいい 」「 ⚪︎⚪︎しなければならない」と言われたことはありませんか?
 

その道の先生が、しっかり伝えてくれる言葉なので、そうしないと、いけないんだ、良くないんだと感じて、信じますよね。
 
でも、その言葉は、「何をもって」「どうしたくて」そうやって伝えてくれたのでしょうか?
  
 
 
今の状態の負荷がかかっていることを改善したいから?
 
それとも、負荷がなさすぎて、筋肉が痩せているのを回復させるため?
 
それとも、こんな時には、こうすると良いという反応パターンの応用から?
 
 
そんなことを聞いたらいけないと思っていたり、そこまで聞くのは失礼なのではないかと、思われるかもしれませんが、言葉の裏にある意味を知り、それを意識して実行するのと、ただ言われたから、なんとなく実行するのだと、行動の結果は驚くほどの違いが出てきます。
 

別のことに例えてみます、そう「学校の勉強」でお伝えしてみますね。 
 
ここを読んでいただいている方は、ほとんどが大人の方だと思います。
なので、小学生のときの自分や、周りのお友達のことを、ほんのちょっと思い出してみてください。
 
勉強をして理解度が上がってくると、わかることが楽しくなり、もっと楽しくなりたくて勉強すると、自然にどんどん勉強ができるようになります。 これは、いわゆる秀才タイプの特徴ですね。 
 
でも、親や学校の先生から、勉強しろ、勉強しなさい、と言われて嫌々やっていたら、なかなか伸びないですよね。
私は苦手な教科は、絶対にこっち側だったような気がしています。

夏休みの読書感想文だって同じです。
その本が面白く、好きで読んで、どうやって伝えようとワクワクしながら書くのと、読みたくないのに、読まされて、原稿用紙をとにかく埋めなければとの思いで書くのでは、本が好きになったり、嫌いになるほどの大きな差が出てしまいます。
 
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「 ⚪︎⚪︎した方がいい 」そう伝えてくれた、先生の指導は、どんなことの為に出てきたものでしょう。
 
 
どうして、その指導が生まれてきたのでしょうか?
 
なんでその指導ではないといけないのでしょうか?
 
 
<ここでの伝達方法>
 
私も、施術の際に、伝えることが必要だと感じた場合は、出来るだけ細かく伝えるようにしています。
ただ、その時には、今日これまでの動きが、こんな感じですよねと、体からの情報をもとに、再現動作を行い確認します。
そして、それを真似て、「そうそうそんな感じです」とわかったところで、その動きの、このときに、ここが辛くないですかとピンポイントで伝えます。  伝えながら、その部位を少し押します。  すると、その部分だけが辛いのが押されたことで、明確になります。
 
そうして、辛い部分が理解できたら、次に、こういう動作をしてみてくださいと、別の代替動作をします。
そして、動作を真似てもらいます。 そしてその動作のときに、先ほど負荷がかかった部位を押してみますが、先ほどとは違い、辛くないことがわかります。
 
狐につままれたように、「なんで?」 という疑問が生まれます。
  
そこで、こう動かすと、辛かったここに負担がかかるけれど、でも、こうして動かすことで、ここの負担が減る。
これは ⚪︎⚪︎がこうなと、⚪︎⚪︎するからなんです、だからこの動作なんですと、伝えていきます。
 
動作をすることで、その場でより良い方法を体感で知ってもらう。
すると、すっと理解できるから、行動を素直に変えられる。
 
行動が変われば、負荷が減り、同じ辛さが出にくくなる。
もしくは、動作によって、少なくなった筋肉が育つ。
 
続けることで、快適な毎日が自然とやってくる。
 
全てはその為のもの。
 
 
 
<効果を高める為に> 
 
その道の先生が、その時に、しっかり伝えてくれる言葉の出処と、目的はなにか知っておいた方がいいんです。
知ることで、行動が変わり、結果が大きく違うから。
 
ぜひ、そんな視点をもって、聞いてみてください。
きっと新たな気づきに出会えるとことと思います。
 
素敵な未来に向けて。
とってもシンプルなことですが、お伝えしました!