根本的?  or  直接的?  処方のこと と ・・・・・・

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「喉がチリチリ痛い」
 
 
もし、あなたがお医者さんだとしたら、そんな時には、どんな処方をしようと思いますか?
 
ほんの少しだけ、想像してみてください。
 
 
  
  
 
思いつきましたか?
 
  
 
きっと、幾つも思いついた中にも、下記の二つは入っていたと思うのですが、いかがでしょうか。
 
 
  
・ 喉の「痛み」をとにかく楽にする、直接的な処方
 
・ 喉の「痛みの原因」を調べて、そこから調える、根本的な処方
  
 
もっと良い処方も、まだまだ、沢山あるかもしれませんが、代表的だと思われる、この二つの処方について、私の50年間の過去の経験をもとに、結果を簡単に書いてみますね。
 
 
 
喉の痛みを取る処方。
→ → 喉の痛みは、薬を飲んで、すぐに引いてくれたが、薬をやめると痛みが出てきたこともあった。
 
 
喉の痛みの原因を探りだし、そこに対する処方。
→ → 喉の痛みは、薬を飲んでも、すぐには引いてくれなかったが、ふと気が付いたらなくなっていた。
 
いかがでしょうか。
あなたの過去の体験と比べて、違いはありましたか?
 
私は、その、どちらであっても、最終的に良くなったので、これらの処方と薬には、とても助けてもらいました。
  
好ましい処方は、きっと、具合や状態によって、大きく変わるのだと思います。
 
 
喉の痛みに続いて、「凝りや疲れなどの、体の良くある不調」はどうなのかなと、考えてみたのですが、あなたにとって「直接的」と「間接的」の、どちらのスタイルが、より好ましいでしょうか?
 
もちろん、「今すぐ楽になりたい」ときもあるでしょうし、「できれば根本から調えていきたい」ときもあるでしょうね。 きっと、今の状態によって、こうなりたいという部分も大きく変わるのだと思います。
   
大きめの駅の周辺などには、クイックサービスとして、マッサージのお店が沢山あります。
こちらは、「今すぐ楽になりたい」という要望に応じるために、利便性の高いところにお店を構えて、ちょっとした時間で楽になれるので、とてもいいですよね。
メニューを見たり、体験してみると、「肩凝りには、肩」をというように、「直接的な処方」のが多いのかなと感じています。

ここ、Hidamari では、私のこれまでの経験から「根本的な処方」を選んでいます。
 
どうせなら、あまり通うことなく、できるだけ少ない回数で済んだら、やっぱり嬉しいということと、再発がをできるだけ防いで、しっかりと、変っていけたらもっと嬉しいな。
そんな利便性があったらいいなと考えたからです。

そのために、施術の前後を合わせると、少々の時間は必要ですが、何回も通うことを考えると、使う時間は結果として、とても短くすみます。
 
どちらが好みかは、人それぞれですが、ここはそんなところです。 
 
 
凝りのこと

凝りは、凝りを生み出した原因を探りだして、そこを中心に調えていくと、体は最後までちゃんと変わってくれます。
体の仕組みを、うまく使うことで、無理なく、自然とそうなっていくのです。
 
でも、何年もかけて、長いこと育んだような歪みがあった場合、急激な変化よりも、穏やかさが心地好いので、時間をそれなりにかけて調えています。
   
 
また、どうしてそうなってしまったか。
どうやったら、再びそうならないか。
 
 
そんなことも一緒に知ることができたらいいな。
 
私が施術を受けたときに「知りたかったこと」それを、全ての人が知りたいとは限りません。
でも、私は知りたかったので、同じように感じる人がいらしたら、伝える価値はあるのではないか。
そう思って、その部分をとても大切にしています。
 
だから、「知っておくと、とてもお得なこと」を、施術中や、施術後に、例え話を多用しながら、分かりやすくお伝えしています。
   
  
「原因からの対処」を行い、 それに「普段から気をつけておくと、お得な知識」 が組み合わさったら、施術の効果が、とても長続きしそうな気がしてきますすよね。
 
ここは、そんなところなんです。
 
 
原因(根本)を見つける

肩がひどく凝っているからと、気になる肩ばかりみていては、原因は掴めません。

その部位の凝りは結果なのです。

結果を作り出す原因は一つではありません。
芋づるのように、先の先の先が原因のことがよくあります。

肩凝りの前に、背中が凝っていたり、腰の凝り、膝の辛さ、踵や指先のように、地面に近い方。 体の先端の方に、大抵の場合、そうなった原因が潜んでいます。
 
ときには、左足の踵への体重のかかり方が、ほんの少し変だということが原因のこともあるし、右足の人差し指の突き指の名残で、体重がかけにくいことが、原因だったりすることもあります。

小さな子供の頃や、数年前にぶつけたり、捻挫の名残が原因だったりすることもあります。
 
そうした小さな不具合が原因で、体重を両足に均等にかけられない場合、当然、右足と左足で支えている体重が変わります。
左右の差があるままだと、まっすぐ立つだけでも中心からずれます。
それを、どうにかしようと、体は自然にバランスを取り始めます。

具体的には、歩くときに歩きやすいように、両眼が地面と平行になるように、バランスを自然と取り始めるのです。
 
そうしてバランスが上手く取れるということは、左右で均等に体を使っていなくて、どこかの部位が頑張っている状態になります。
 
頑張っている特定の部位に、普段以上の負荷が長くかかると、次第に疲れが溜まってきます。
 
限界まで頑張って、もう駄目になってくると、更に別の部位が、こっちでサポートするよというように、別の部位が頑張ってくれます。

でも、そこも疲れ果ててしまうと、また他の部位がと、そんな風に頑張りが延々と続きます。
 
そうして、頑張る部位が、段々上の方に上がってきて、もうこれ以上、頑張れる部位がないよという状態になると、最後に近い部分が本気で悲鳴を上げ始めます。
 
それが、取れない酷い凝りや、とても辛い痛みとなって届いてくるのです。
 
だから、痛いと思っているそこだけを、どんなにマッサージをして、一瞬解れても、その先にある部分がまだ辛かったら、やっぱり、同じところが、すぐに疲れてしまいますよね。
 
それが、マッサージをしても、すぐに、同じ辛さがでる理由です。
  
そんなときであっても、体に訊いて、原因(根本)を知り、その部位を丁寧に調えてあげると、頑張っていた部分が、もう頑張らなくていいんだと、気付き始め、緩みの連鎖が始まります。
 
だから、原因となっていた、たった一箇所を調えるだけで、肩の凝りが取れることもあるんです。
 

ヒーリングによる施術

揉むような圧や、解すような強い圧を、わざわざかけなくてもいいのが特長です。
手のひらや、指先で、そっと触れるだけ。
 
だから、圧が入ると、とても辛い、痩せていて、押す筋肉が比較的少ない方や、特に、小柄な方や、ご高齢の方にも安心して受けていただけます。
  
 
ヒーリングでは、手や指から、本来の位置に戻るための信号を送ります。
更に、元の位置に戻るために必要な、細胞のご飯みたいな感じのエネルギーを、細胞の好みに応じて、幾つも幾つも届けることで、どんどん変わってくれるようになります。
 
   
ここまでしているからこそ、息をするようにごく自然に、ゆるゆると、本来の位置=元の位置に戻っていくんです。
   
 
大切にしていること。
 
このとき、一番大切なことは、施術者が、体に対して、ああしろ、こうしろというように、強制するような意識を入れないこと。
 
体には、もともと、とっても高精細な3次元の地図のようなものを、最初から持っているのですから、自然と戻る道を知っています。
どう考えても、そこまでではない人の知識や、見識をもとにした見立てや、道案内などは必要ありません。
 
だから、そっと背中を押すように、ほんの少し促すだけ。

 
  
ほんの、ちょっとだけ想像をしてみる。
 
だから、もし、今かなり辛くても、そんなに心配はなさらなくても大丈夫です。
生きていれば、自分の体が、どうなっていけば良いかは、ご自身の身体がちゃんと知っています。
  
ヒーリングによって、元の位置に変わってくれた体が、どれだけ軽いか、優しく暖かいかを想像してみてください。
  
 
 
 
ヒーリングを終えて、すぐは、施術ベッドから動きたくないと思われるくらい、体は深い部分から緩んでくれます。
  
ヒーリングを受けた、ほとんどの方が、施術後、こんなに体が軽いなんて、と、自分の体なのに、前後の違いに驚かれます。
 
初回の帰り道、駅までお送りするときに、歩道を歩き始めると、その軽やかさを楽しんでいます。
ただ、そこを歩くだけなのに、とても幸せそうな笑顔を見せてくれます。
  
  
そのときの、嬉しそうな顔。
  
本当に、あんなにいい笑顔に出会えるなんて、施術者としてはとても嬉しいなと、いつも思っています。
 
 
一人ひとりに合わせて
 
不調の原因や、現在の状態は、一人ひとり全員違います。
 
メニューで内容が固定され、時間内に、一定の手順を進める、固定した内容ではなく、そのときの、あなたの状態に合わせた、オーダーメイドのような施術です。
 
直接的な、短時間の施術では、どうしても成し得ない世界。

「本当の自分」をもう一度味わっていただくために、メニューをそう組み立てました。
 
「自分の体を、愛していけるように」今この時に気をつけるべきことを、施術の後でお伝えしています。
 
一人ひとり、内容が違いますが、ちょっとしたことで大きく変わります。
 
人によっては、気持ちの持ちかたかもしれません。
人によっては、立つ時の姿勢のことかもしれません。
人によっては、毎晩見ているテレビの位置かもしれません。
 
声をかけれらた時のことや、気になる言葉のことかもしれません。
お気に入りの靴かもしれないし、つり革の掴まりかたかもしれません。
普段のトレーニングのことかもしれないし、視点のことかもしれません。
 
歩き方や、カバンのかけ方や、座る時の姿勢かもしれません。
 
どれも、普段無意識にしている小さなこと。
 
でも、そんな小さなことに、簡単な注意を払うだけで、蓄積される負担に大きな違いがでてくるのです。
 
体から伝えてもらったこと、伝えてもらいたいと言われたこと。
毎日のそうした注意点で、今、このときに必要なことを、お選びいただいたメニューの内容に従い、施術中と施術後にできる限りお伝えしています。
   
 
どこにも売っていない体。
 
交換ができない、大切な体だからこそ、本当に時々でいいので、じっくりと、じわじわと、あちこち、手や目や心で、感じてみてください。
 
今、自分がどうなっていて、これから、どうしていきたいかを、しっかりと感じて、味わってみてください。
 
それだけで、変わっていったら、それはとても幸せなこと。
 
  
ご自身でバランスを調えられることが、Hidamariの究極の目標でもあるので、
施術を受けることが全然なくても、そうして笑顔が生まれるなら、私はとても嬉しいです。
 
心地好い明日のために。
是非、今の自分のことを、体を、心を、あれこれ感じてみてください。