写真は、近所の街路樹に生えていたキノコです。
詳しくはわかりませんが、猿の腰掛みたいな外見で、とても綺麗な色をしていました。
日々の蓄積がこうして、誰もが見える形になるって、ある意味凄いですよね。
働いている時に、あれこれ、一人で頑張れるうちはいいのですが、限界はありますよね。
そういえば、 忙しい の 忙 という字
漢字って、ご存知の通り、大変よくできていて、偏(へん)と旁(つくり)で、ことや、ものを的確に表してくれています。
この 忙 という字も分解すると、心 + 亡 つまり心が亡くなった状態のこと。
もし忙しいが、つい口から飛び出るほどの、口癖のようになっていたら、
自分らしさが、完全に消えていて、人間らしくない状態なのかもしれません。
働いている時に、もしそうなっていたら、きっと、かなり色々と、やらなければならない、ことや、ものを、たっぷりと抱えている状態だと思います。
迷惑をかけてはいけないからと、自分を犠牲にして頑張っているのでしょうね。
でも、疲れ果てて、心と体が壊れてしまっては元も子もありません。
そこで、どんな風に回避したら楽になるか、小さなヒントをお伝えしたいなと思っています。
いまある忙しいは、能力がなくて山積みになるのではなく、新たな案件が、どんどん片付いても、後から後から積み重なってきて、心が一瞬も休めない状態が続いていることが多いのではないかと思います。
そんなときに、優先順位をつけるのが、もともと得意ならいいのですが、もしそれが苦手な場合、にきっと役立つことです。
優先順位をつけるのが、とても苦手な場合、自分が気になっているものや、進捗させやすい、やりやすいもの、得意なことから対処しがちです。
そうすると、後に苦手なものや、それほど気にしていないものが回ってしまいますが、苦手なものは時間がかかります。
苦手なものや、時間がかかるものが、溜まると精神衛生的にもよくないですし、もし、今、そんな感じで苦しかったら、優先順位のつけ方を少し変えてみると楽になる可能性があります。
よく考えてみると、得意なものは、正確に早くできるということ。
だから、体力と気力が充実している時間帯で、苦手に取り組む方が効率的です。
得意なことは、疲れたときでも、人並みかそれ以上にできるので、1日の後ろの方に回してしまうのです。
苦手なものが終わって、手元から離れるだけで、心が軽くなります。
後に残っているのは、得意なものだけ!
これだと、とっても気が楽ですよね。
ただ、これだけだと、業務上間に合わないものも出てきてしまうので、その仕事の関係性を大切にしましょう。
そのためには、今、手元にあるものについて、最重要項目が何になるかを挙げてみてください。
最重要項目の対処ができていれば、比重が大きなものを頑張ればいい。
そこが概ね対応できていれば、ほぼ解決したようなものです。
でも、何が重要かの判断も苦手で、自分ではどうしてもつけにくい場合は、ちょっとしたコツを手にしておくと便利です。
お医者様が、大規模な災害時のときに行うトリアージ(緊急度に応じた優先順位付け)のように、何が「今」このときじゃないといけないのかを、まず見極めて、更に「自分だけで行えるもの」と、「自分の手から離れて何かが行われるもの」に分けてみましょう。
最初は、タイミングを明確にします。
「今すぐしなければならないものか」 それとも 「今すぐではなくても大丈夫なものか」 まずは、ここを明確にしてみましょう。
次に 自己完結するものかを明確にします。
「自分だけでできるものか」 それとも 「誰かに渡す必要があるものか」に分けてみましょう。
「自分の手から離れるもの」は、それを受けた誰かが「時間をかけて」何かをします、だから早めにお渡しする必要があります。
「自分だけで行える(完結)するもの」ならば、その合間ですることができるでしょう。
そうやって、優先順位の高いものを明確にし、優先順位が高いものから、成功させていくことに集中してみてください。
どれもこれもが大切なのだと思ってしまうと、注ぎ込む力が分散されてしまいます。
すると、どれもこれもが駄目になる可能性が高まり、全体的に成功するのが、とても難しくなります。
それよりも、その日の最重要項目を、まず朝一番に3つほど取り出してしまいましょう。
新たな案件がくると、繰り上がりや繰り下がりが生じることもあるでしょうが、変化はしてもいいので、大切なものを常に見い出してみてください。
少なくとも、上位の3つを完璧にこなしていて、駄目になるのは重要度の低いもののほうが、全体的にみれば、貢献度が高くなります。
そうなると、自分はできたという気持ちをしっかり持つことができます。
自信が付くと、自然と前向きになるので、パワーアップしますから、いい循環が始まります。
更に
日 だけではなく
週
月
年
これらの単位でも、重要度を見ていくと、「日」では気がつかないことに気がついて、何をどうすれば良いかが、きっとわかってくると思います。
そうなったら、仕事に使われるのではなく、仕事を自ら生み出し、自らコントロールしている状態に近づけきます。
仕事に対する気持ちの持ちようが、とても大きく変わってきます。
同じ頑張るにしても、どうせなら、そっちのがずっと楽しいと思うんです。
心に余裕があると、体も優しく柔らかくなります。
呼吸が穏やかになると、いろいろなことに気付きやすくなり、入力した情報から、正しい解をより生み出しやすくなります。
忙しい時ほど、リラックス
渦中にいると、ついつい 忘れがちですが、結構大切です。
追伸:
もし、大変な仕事がやってきたら、今までのように、息を呑むように止めず、その瞬間に、ふっと口から吐いて、ゆるく長く鼻から息を吸ってみてください。
この一呼吸が、自分を取り戻しやすくしてくれます。
「リラックス」を自分で作ってみてください。