「治れ」ではなく、 元に「戻ろう」

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体の不調があったとき、治療を受けることが多いと思うのです。
 
そこで良く使われる言葉。
 
「治す」
 
「治れ」
 
 
 
これらの言葉には、そんなに意識はしていないと思うのですが、悪いところから、良いところへ、という「意」が入ります。
 
その「意」はこうありたい、こうあって欲しい、という欲から出ていることが多く、そのエネルギーを纏っています。
 
全くの無意識に、そのエネルギーを一緒に届けてしまうのです。
 
届くエネルギーが、とても弱いなら、特に問題はないのですが、実は、無意識な状態のエネルギーはとても強いんです。
 
なので、「治す」や、「治れ」よりも、もともとの状態、何も不具合がなかったその状態に「戻る」
  
 
そんな意識の方が、とても好ましいです。
 
 
「戻れ」ではなく、「戻る」
 
 
純粋に、その状態にただ「戻る」
 
 
家に帰るように、その位置に「戻る」
 
その状態に「戻る」
 
何も問題なかったそのときに「戻る」
 
そう、ただ「戻る」
 
 
この、とても慣れ親しんだ「戻る」には、余分な「意」が乗りにくいので、「治す」よりも純粋な動きになります。
  
  
  
そこで、今の不具合の状態を作り出した「原因」がわかれば、それを止めて。
 
体に対して、いくつか声をかけてください。
 
 
「ごめんね、辛かったよね。
 
 これから気をつけるからね。」
 
 
そう言って、体を作る、一つ一つの細胞を労わってください。
 
 
そして、「治れ」ではなく、「戻る」を意識してみましょう。
 
 
どこに「戻る」のか。
 
 
 
そう、何も問題がなかった頃と同じ状態に。
 
 
 
素直に「戻れた」自分が、さも、そこにいるように。
 
ごく自然な感じで、そこにいることを、「戻る」を使って意識してみてください。