実践講座:呼吸の秘密 魔法の仕組み
呼吸をする際に大切なこと、重要事項はこちらです。
1) 胸式とか腹式にこだわらず、丸い風船のようなイメージで体を使うこと。
2) 横隔膜を意識すること。
3) 横隔膜を使うときに、内臓も意図して移動させること。
4) その際に、下腹の筋肉を意図して緩めて、自在に使うこと。
5) 肋骨と肋骨の間の筋肉も、アコーディオンの蛇腹のように、広げたりすぼめたりすること。
6) 肋骨の一番下の数本の骨を意識して動かすこと。
7) 肋間の動きと、横隔膜の動きを、それぞれ自在に動かせること。
8) 肋間と横隔膜の動きを、自在に連動させること。
風船は丸く膨らみます。
あなたの今の深呼吸で、風船と同じように背中も広がっているでしょうか?
胸だけでもなく、腹だけでもなく、体全部を使えていますか?
風船のように、まあるく伸び縮みさせること。
どの部位も思い通り自由自在に使えるようになるのが理想の呼吸です。
自由な呼吸を手にするための大きなポイントは肋骨と横隔膜、それに内臓です。
これらを意識的に自在に動かすことができれば、肺はとても滑らかに、美しく動くことができるようになります。
肺は自分では動けないので、肺の周りを自由に使って肺を動かしていきます。
本講座では、先ずは肋間を施術で物理的に柔らかくし、肋骨を広げて胸部の可動域を確保するところからスタートします。
肋骨の両端のうち背骨側の端部は丸く仕上がっており、これが関節のような動きをしてくれます。ただ、そこまで息を深く吸えるひとがいないから使われておらず、いわば錆び付いたかのように動けていない状態なので、これも回復させていきます。
前側は胸骨という、心臓を守る盾のような板に直接繋がるのではなく、肋軟骨という軟骨を介して繋がっており、この軟骨が硬くなっていることが多いので、ここも調えていきます。
肋骨関連の自由度は、施術で物理的に柔らかさを増していくにつれ上がってきます。
上がってくると、ここまででも、息が吸えるようになりますが、ここからが需要なところ。
次は、お腹です。
内臓の使い方も理解していきます。
内臓が硬い人は、内臓も施術で物理的に柔らかくし、本来の動きが出るように調えていきます。
肺と内臓を隔てる横隔膜。 横隔膜自体は緊張と弛緩しかできません。
吐く時には緊張で締め付け肺を小さくすることができても、緩めても、緩む以上に肺は動きません。
そこで大切なのが内臓です。内臓を上げ下げできるようになったらどうなるでしょう。
そう、内臓が下がれば、弛緩した横隔膜が内臓についていき、肺のスペースが広くできるんです。
実際に横隔膜を弛緩させたり、緊張させたりすること。
内臓を自由に上げ下げできるようになること。
それぞれを体感していくことで、それぞれの部位や使い方を認識できたら、次は、それらのコンビネーションを理解し、より緻密な息を手にしていきます。
深い部位の横隔膜がどこにあるか、体感し難い場合、エネルギーで温めてピンポイントでここかとわかるように導いています。
座学だけでは理解できない肉体の深い部分や、肋間を緩めるのに、ボディバランス調整も用います。
講座が終わった直後の呼吸の楽さ、自由さによる未来の見通しは、あなたの心と体を解放してくれます。
でも、本当の意味でのスタートは、講座が終了してからです。
肉体の深部の座標を掴んだあなたが、緩んでリラックスした体とともに楽しみながら続ける不断の努力。
それが、そう遠くない未来において、更に良質の結果を掴めるようになります。
普段使わない深奥部の筋肉を使うので、初めての部位の筋肉痛になったりすることもありますが、筋肉が上手に使えてきている証拠なので、痛いと思った部位を忘れずに強化していくと、どんどん上手になります。
講座を受けていただいた感想はこちら。
<歌い手>
・ 歌っていると、もっと歌を歌いたくなる。
・ 歌い方を直すときに、体が素直に反応してくれるので、歌い直し回数が減った。
・ 養成ギブスのとれた星飛雄馬のよう。
<主婦>
・ 落ち着いた気持ちでゆったりとした感じ。
・ 3割くらいしか活用できてなかった肺が、ちゃんと10割自然に膨らむ感じ。
<施術者>
・ 上部しか使えていなかったのが奥まで入りました。
・ どこが出来ていないかが良くわかりました。
講座 呼吸の秘密 魔法の仕組み
サブタイトル: 肋骨を上手に使うという事
: コンビネーションと練習方法
対象者 : 歌手・管楽器奏者・演者など、体を楽器にしたい方。
: 呼吸が浅くて困っている方。
特徴 : 過去の肉体の制限から離れ、呼気吸気が自由になる
時間 : 3時間 (ボディバランス調整と同時利用のみ・随時開催)
価格 : ¥20000.-
: ボディバランス調整 + 座学 = 実践スタイルの価格です。
本講座をご希望の場合、ボディバランス調整の、ご予約部分から、メッセージ本文に「呼吸の秘密 魔法の仕組み希望」とお書き添えのうえ「現在の状態」共に送信ください。
呼吸が自在にできると得なこと。
役者(表現者)の方
溜息・吐息・無声音
舞台や映画、テレビなどで表現者が使うのは、表情や体現が中心かもしれませんが、息が生み出す効果は、思ったよりも強いものです。
大げさな芝居がもし好まれているとしても、いつまで同じ土俵で他者と戦わないといけないのでしょうか。
例えば、無意識にしている溜息であっても、時と場合によっては、人生が変わってしまう効果を生み出すこともあるでしょう。
溜息を出すシーンで、その効果を自在に出すには、どうしますか?
呼吸が自在にならないと、使い分けができません。
しかし逆に言えば自在に使える呼吸を手にすることで、使い分けが出来るようになるとしたら。
浅い呼吸しかしらない、物理的に使えない状態と、深くて自在になる呼吸がある状態。
無理のないのはどちらか、どちらが使いやすいか、言わずとも好ましいのはわかりますよね。
呼吸による表現って、考えているよりもずっと大きいんです。
でも、そこを上手く使うことで、感情をのせて相手に伝えやすくなります。
声であっても吐息であっても、音のない漏れであっても、それを自由自在に使える者と、ぎこちない者では、伝わり方に大きな差が生まれます。
管楽器奏者の方
ロングブレスが苦しくなくできる、その余裕が生み出す音
自分は周りと比較すると少し浅い呼吸だなと思いながら、頑張って演奏していると、その頑張り感が何故か観客に伝わります。
観客が緊張してきて、本来の音に集中できなくなるとしたら、困りますよね。
でも、次のフレーズで必要な大量の空気を一瞬で吸おうとしていると、どうしてもこの雰囲気が生まれます。
音よりも奏者の感情は伝わりやすいので、如何にこの無用なものを早く取り去るかが、今後のために大きなポイントだと思っていたら、この講座が役に立つことでしょう。
ここでは施術を通して物理的なケアがあることで、自由に動かせる部位が以前よりも多くなります。 動かせる部位が多くなり、自由度が高まってくると、瞬間で肺のスペースを作り出せるようになるので、変な吸い込み音がすることなく、空気を沢山肺に仕込めます。
物理的なケアとともに、効率的なトレーニングの方法をお伝えしているので、独学や座学や、外から触れて行うトレーニングを淡々と続けているよりも、効率的に結果が出せます。
そのため、呼吸以外で、本来すべきことに時間と労力を費やすことができますので、音に自分なりの色がとても出しやすくなることと思います。
年を取ってからでも勿論しっかり変われますが、できるだけ若い時、可能ならば、音楽を始めた直後からこの手法を手にした時、最大の価値が生まれ、演奏をする度にそれを感じることになる、そういうものが手に入ります。
歌い手の方
1分に1回の呼吸がもたらすものを考えてください
この講座で体の自由度を増し、自主トレを継続的に続けると、1分に1回の呼吸をしても苦しくなくなります。
つまり、30秒かけて息を吸い、30秒かけて息を吐く自由を手にいれられるのです。
早く吸うことも自由さが増します。
早く吐くことも自由さが増します。
音楽によって、リズムやストロークは多岐に渡りますが、この自由さがあったら、何ができるでしょうか。
ここから長い息で辛いんだよな、そう思っている曲が、あると思うのですが、誰かがその曲を歌っているときに、一生懸命息を吸うシーンを見て、どう感じましたか。
共感力がある人は、苦しく感じるでしょうね。
その部分がもし、なくなって、ただ純粋に歌い上げられるとしたら。どうでしょうか。
その可能性がこの講座で手に入るとしたら、どうでしょうか。
肋軟骨が硬い人はとても多く、肋間の筋肉を自由に使える人も多くはありません。
背中側が息を吸って膨らんでいなかったら、まだ肉体的に使える余地がたっぷりあることを示してくれています。
この部位にさらに、横隔膜と内臓の効率的な使い方を学んでできるようになったら、どうなるでしょうか。
苦手で避けていた、自分の好きな曲が、自由に歌い上げられるとしたら、どんな世界になるのでしょうか。
呼吸が浅くて困っている方。
使えていなかった部分が使えた時、その悩みが綺麗に消えます。
脳と筋肉はトレーニングをすればするほど、強くなります。
使わないと弱くなります。
体はとても省力化が好きなので、使わないでいる、もしは、使えないでいる、と使わないなら減らすねと、弱くしてくれます。
弱いと使いにくいので、益々使えなくなり、使わないならそのままね、となり、自然な復活が難しくなります。
そんな時に、この講座がとても役に立ちます。
使わなくなっていた筋肉は、痩せているだけならいいのですが、柔らかさを失っていることが多く、動かそうとしても、とても動きにくいのですが、それを、エネルギーを使った施術で、柔らかくなる魔法をかけていきます。
筋肉はご存知の通り、微弱な電気信号で動いていますが、その信号に変わるものを送ると、実直に動いてくれます。 無理のない感じで柔らかくなるように促したら、先ほどまでの固さがとれているのに気がつけます。
お日様にあたっているようなほっこり感で、柔らかくなってきます。
ここから始めることで、肋間の筋肉が緩み、動ける下地が作れてきます。
肋軟骨もそうだし、背骨側の肋骨の端部を包む部分もそう。
横隔膜も、内臓も同様にゆるめていきます。
柔らかくなれば、自然と動けるようになるので、この時点で浅い呼吸の呪縛から解かれているのですが、大切なのはここから。
効果的なトレーニング。 それも今の状態にあった、しばらく続けるものと、しばらくしてから始めるもの。 継続したほうがいいものをお伝えします。
動かそうと思っても、動かなかった時代は、すでに過去になっているので、頑張らないといけないのかと思うかもしれないトレーニングが、難なくこなせることに驚くかもしれませんが、そう難しくない、シンプルで効率的なトレーニング方法を、しばらく続けることで、冒頭に書いた、体の仕組みが働き始め、筋肉を育ててくれるようになるんです。
筋肉がそう時間をかけずに育ってくるので、2ヶ月もする頃には、辛かったことをすっかり忘れて、そういえば浅い呼吸で随分困っていた時期もあったよね、と笑って過ごせるように。
そういう講座です。