足裏って凄いなと、いつも思う。
だって、2リットル(2kg)のペットボトルを二つも持ったら、かなりきついのに。
その10倍以上の重さを、足の裏で受け持つんでしょ。
さらに走ったり、階段登ったり、坂を下りたり。
靴底がかなり衝撃を吸収しやすかったとしても、結構キツそう。
自分がその細胞の役割を担いたいかと思うと、別の部位がいいなと思っちゃう。
そんな足裏で、特に踵。
歩くたびに最初に接地するから、ショックを吸収しまくりの筈。
踵の骨と、そのちょっと前のあたりが、詰まってくると、体が渋いような、重いような嫌な感じになる。
普段は意識しない部位だから、そこが関連しているなんて、なかなか気がつかない。
気がつくのはもっと上の、膝やら腰ばかり。
だから、今日だけでも、いいので、ほんのちょっと気持ちを傾けてみてほしい。
どうするかというと、指先で触れて、左右の差を比べるだけ。
踵のちょっと前の、ちょうど踝のすぐ下あたりの、内側の凹んでいるところに触れて、左右で差があるかをチェックする。
もちろん、両方揃って凝っていることもあるかもしれないけれど、利き手と同じように利き足があるので、どちらか一方が凝っていることが多い。
凹み具合が少なく、固く腫れている感じが、凝っている状態。
どちらかの凹みが少ないなら、凹みが少ない方が、頑張ってくれていた側になる。
そここそが、今日のポイント。
あなたが、体に感謝して、癒すべきポイント。
揉まないでいい。
揉む必要はない。
ただただ、心の底から感謝して、ありがとうと伝えながら、さするだけ。
たったそれだけのことでも、体は変わる。
いままで、一度たりとも感謝されていないのに、いきなり直々に感謝されたら、あなたが嬉しいのと同じ理由。
踵に負荷を与えたことがあったら、その時のことを思い出して、「あの時はすまなかったね、ありがとう」
そう伝えながら、そっとさする。
マラソンで走ったのか、ちょっと高いところからジャンプしたのか、階段で駆け下りて、最後に派手に着地したのか、何か思い出したことがあったら、同じように、ありがとうと できるだけ伝えてあげる。
たったそれだけのこと。
だけれども、踵とその周辺の細胞はとても嬉しいので、体はそれに合わせて変わっていく。
緩んでいく。
しばらくさすって、反対の足と、触り比べてみれば、きっと、言っていることがわかると思う。
大切なのは、こう言えばいいんでしょとか さすればいいんでしょ ではなくて、本気でそう思うこと。
細胞一つが一人の人と同じ感じで、語りかければいい。
それこそが、とても大切なこと。
すべての基本。
体の細胞は、全部自分のものだとばかりに、無理を強いているよりも、感謝とともに生きていけたら、それこそが、心地よい幸せに繋がっていく。