体は語る : 第三回わたり食堂でのできごと

つい先日、今、一番素敵な場所になっているのではないかと思う、わたり食堂 にお邪魔してきました。
第三回わたり食堂
 
わいわいわい
循環を大切に考えて作られた わたり食堂 は、サービスを与える側が自腹を切ってでも行ったら一体どうなるだろうと、そんな意識で行われているものです。
 
そこにあるエネルギーというか場の感覚を、ただただ体感したくて、お客側として行ってきました。
 
主催である坂爪さんに呼応する方々が作り出す場は、ただただ気持ちが良くて、日本中にこんな場所がいくつもあったら、どんなに素敵になるだろうなと思えるものでした。
 
ちょっと寄って帰るつもりでいたのですが、あまりの気持ち良さに、気が付いたら夜になっていました(笑)
 
 
わたり食堂では、その場で作られたり、持ち寄られたお料理やお菓子や飲み物だけではなく、施術を提供する方も多くいらして、施術をとても楽しみにしている方もいらっしゃいました。

私は場の体感をしに行ったのですが、施術を受けられなくて残念そうにしているのをみて、興味がある方に、ほんの少しだけ回復のお手伝いをさせていただいたのですが、ご本人が気にしているポイントと、体が伝えてくるポイントが大きく離れていることもありました。 例えば、辛いのは背中なのに、原因は足の指だったり。 辛いのは肩なのに、実は踵が原因だったりしていて、そこを調えると最後に楽になるのを体感いただきました。
 
当然、なぜそこが? という部分で疑問を持たれたので、その場でも簡単にお伝えしましたが、もしかしたら、これは、まだ見ぬどなたかの役に立つのではないかと気がついたので、こちらにも少し詳しく書き残しておくことにしました。
  
 
「体は自分のもの」という意識がありますが、「体は細胞の集合体」です。
 
小さな小さな細胞が、沢山あつまって「自分の体」を作ってくれています。
そこに「意識がのっかる」ことで、「自分」が存在しているように考えていますが、本当は細胞が集まって、しっかり働いているからこそ、そう思うことができるのです。
 
この細胞は、言葉を使って私たちに伝えることはできませんが、言葉にならない感覚を伝えることはできます。
わたり食堂の場が気持ちいいねーと思うように、細胞が出す感覚を捉えることは、実は誰もができます。
 
その感覚を、知識というフィルターを完全に排して、ただ実直に受け取ると、なんとなく、こうかな?という雰囲気を掴むことができるようになります。
 
そのなんとなくを、掴む訓練を地道に繰り返すことで、次第に細胞たちと会話のようなやりとりができるようになります。
 
今回の場合、こんな感じ。
 
Q: ご主人様は背中が辛いって言っているけど、どうしたの?
A: あのね、足の先がね、辛いの。
Q: 足の先?
A: そう先の方
Q: ふーん、この辺かな?(なんとなく思ったところを意識する)
A: そうその辺り、下の方。
Q: あ、ここだね、ここだよね。(探って疲れている部分を意識する)
A: そうそこー
Q: ここ、どうしたの?
A: 強くぶつけたのー
Q: どのくらい
A: どーんって
Q: このくらいの強さかな?(実際の状態をイメージする)
A: そうそのくらい
Q: いつ頃?
A: ずーっと前、でもそんなに前じゃないよ
Q: そうなんだ、これくらい前かな?(年や月を意識する)
A: そうそれくらい
Q: ここ、こんな感じで調うといけるかな。(感じたことをイメージで調えて示す)
A: うん
Q: じゃ、言ってみるね
A: ありがとー
 
と ほとんどがこんな感じです。
 
そして、ご本人に分かりやすく伝えて、昔のことを探って思い出していただくと、「あ、もしかして、あれかな?」 としばらくしてから出てくることがほとんどです。
そうして当時の痛みや辛さを記憶から取り出すと、その部位への、大いなる慈しみの心が生まれます。
すると、不思議なことに、その部位が調うのがとても早くなります。
 
私の施術は、そっと触れるだけ。
その時に必要なエネルギーを使い分けて届けて調えていきます。 
調えるときも、細胞が主導であり、私はそのサポートをするだけです。 
 
そっと触れて、細胞の恐怖の記憶を拭い去り、歪みや疲れが取れてくると、緊張が解けて緩んできます。
体が温かくなり、心地好さに眠くなります。
 
原因となる部位が調うと、そこが疲れ果ててサポートに入っていた他の部位が順番に楽になります。 
そう、体が持っている基本機能のひとつ、セルフバランスが再度効きだします。

すると、足先を中心に触れていても、背中が楽になります。
踵を中心に触れていても、肩が楽になります。

頑張っていてくれた細胞を労い、元の状態に導くだけで、すーっと楽になるのです。

一度戻った体は、穏やかな状態で一晩過ごしていただくと、その状態を記憶してくれます。
緩みきっていない部位はさらに緩み、翌々日まで心地好さが増します。

本当の状態にどんどん戻っていくだけなのですが、そう感じます。

これは、特別な人ができるだけではなくて、誰もが、同じように意識することで変わります。

気になっている部位に手を当てて、「頑張ってくれてありがとう」と心のなかで思って伝えるだけでも「変わります」。

その場にいた方は不思議な感覚を得たかもしれませんが、とってもシンプルなことなんです。

だから、今もし、ここが辛いなーと思うところがあったら、そっと手をあてて、頑張っている、または、頑張ってくれていた細胞に、細胞たちに感謝をしてみてください。 手を当てられない部位だったら、イメージで手を当ててみてください。

どんな施術もそうですが、ご本人が体に対して意識を向けることが一番大切なので、是非お試しください。
 
 
それにしても、わたり食堂本当に気持ち良かったです。

参加者の方全員と、主催の坂爪さん、また参加できなかったけど意識がそこにあった方を含めて、すべての方に感謝いたします。

素敵な経験をさせていただき、また、素敵な方々と繋がることができました。
 
とても楽しかったです、今も楽しいです。 
ありがとうございます!!