ご自愛  私の解釈

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「ご自愛ください」  

手紙の結びにある、あの言葉です。

ずいぶん以前にもお伝えしたことがあるので、もしかしたら、なんとなく覚えている方もいらしゃるかもしれませんが、最近、再びこの言葉の大切さに気がついたので、私なりの解釈を今日はお伝えしてみようかと思います。

言葉の意味は、一人ひとり、その時々で解釈が違っていて良いと思うのですが、「あ、そんな見方もあるのかな、面白いな」くらいで、緩く眺めていただけたら嬉しいです。

 
「ご自愛ください」  

みなさんはどんな事を考えるでしょうか?

私は、「自分で自分を愛するの? なんか変で、気持ち悪い」と思っていた時代があります。
実は、結構長いこと、ずっとそう思っていました。
今よりもエネルギーに溢れていて、若かったというのもありますが、意味がまるでわからなかったのです。
 
日本語の場合、大抵の言葉は、よく分からないものでも、前後の文脈から、ある程度類推できるし、読めない漢字でも偏や旁など、構成要素でなんとなく想像ができるものですが、「ご自愛」は、いきなり現れ、漢字自体も平易なもの。

想像で読み込む余地があまりなく。
どう解釈したものか、悩んでいて、文字単体の持つ意味から、「なんか変で、気持ち悪い」と勝手に思っていました。
 
自分を愛する?
どうやって?
愛するって、他人や、ものや、ことへなど、外に向かってではないの?
どうにも分からない。

それが、「変だ」に繋がってしまったようです。
納得できないものは「気持ち悪い」になり。
理解をずっと放棄していました。
 
周りの大人に聞いても、そんなものだと、通り一遍の解釈を伝えるだけで、納得できずにいたのです。
 
変わったのは、体の調子を崩したとき。
なんか足りないものがあるんだなと、体感で感じたのです。

でも、その時には「自愛」には直接繋がらず、心と体のバランスの崩れを感じました。
 
なんで、崩れるのかを、じっくりと、構造を解析するように、紐解いていくと、不調の前兆のような信号を無視していたなと気がついたのです。

どうして、無視していたのか、ずっと考えていたのですが、気持ちを優先してしまい、これくらいなら大丈夫だと、過去の経験から盲信していたようだと気がつきました。

過去の経験は大切なものですが、肉体は年齢を積み重ねるに従い、10歳の頃と40歳の頃では構成が違うように、加齢分を計算に入れていなかったのです。
 
これから益々、加齢による未知の変化が来るのだと思うと、今までのようにしてはいけないなと、なんとなく気づきました。

どうしたらいいのだろう、そうやって、探っていくうちに、冒頭の言葉「ご自愛ください」に、再びぶつかったのです。

そこで、もう一度、これは一体なんなのかを探っていきました。

そこには、深い智慧が染み込むように含まれていて、「自分を構成する細胞の一つ一つにすら、感謝の気持ちを持って、あたることが大切だよ」と、私には感じられたのです。

細胞の一つひとつは、正直感じられないものです。
ですが、そうした意識をもって、体を見つめるとことで、完全なる理解には遠くても、以前よりも感じ方が変わってきました。
また、感謝の気持ちを持つことで、疲れた部位が、じんわりと優しい温かさを感じるので、何かあるんだろうなと思いました。

今自分が自分としてあるのは、細胞の一つひとつが、そこにいて頑張ってくれているから。
何一つ文句も言わずに、その場でその役割をしてくれているからこそ、自分がここにいる。

そう思えたときに、「自愛」とは自分を構成する、すべてのものや、ことに対して、感謝の気持ちとともに、愛することなんだと気がつきました。

無理をしてきたことについても、過去の時点の無理に対して、感謝の気持ちと、お礼を細胞に伝えました。
現在の不具合の部位へは、無理をしたことの現れであり、それを教えてくれていることに、ありがとうと伝え、そうならない方向に変化をさせていくことも伝え、実施していくようにしました。
 
全ては、自分が自分らしく生きていくために、気がつくことが自然とできるもの。
体を心を、まるごと愛することで、自然と気がつく事ができるもの。

きっとそういうことを、すっぽりと含めて、「自愛」なんだろうなと、そう思いました。

今の私はここまでの解釈です。
もっと年齢を重ねたり、もっと深い洞察ができる人には、もっと違う世界が見えているのかもしれません。
もしかしたら、2歳や3歳の小さな子の方が、もっと理解しているのかもしれません。
 
今はここまでですが、手紙の最後に書くのは、手紙を書く自分にとって、大切な貴方がいつまでも元気でいてほしい。
そんな気持がこもっているのだろうなと、気がついたのです。
だから「ご自愛ください」と結びであるのが、素直に心地好く思えるようになりました。

最後まで、読んでくださってありがとうございます。

もし、もしかしたら、そうなのかもしれないなと思われたら、

ご自身にとって大切な方のために、是非 ご自愛ください

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