ところで、外反って何? 拇指って何?
親指が体の中心から外側に向けて反るから、外反。
親指だから拇趾。
軽く反っている位ならいいのですが、どんどん外側に向いてしまうと、指が重なることもあります。
それって、どう考えても辛いですよね。
効率が良い、改善方法は?
現在のあなたの外反拇趾は、実は、体の状態に合わせて、ずっと頑張ってくれた結果なんです。
だから、もう頑張らなくて良い方向にしてあげると、どんどん楽になってきます。
具体的にいうと、立ち姿の改善。
それに足の中のアーチ、特に横のアーチ(親指の付け根と小指の付け根のアーチ)の改善が大きく役に立ちます
外反拇趾の場合、前から見ると(爪先側からかかと方向)足裏がぺったりしていることが多いので、そこに集中して、アーチが回復するように調えていくことで、かなり楽になります。
冒頭の絵の赤く塗られた部分が横のアーチです。
追加すると便利な、もう一つの考え方
そこに、もう一つの考え方。
「ショックで受けた拘縮をとくこと」を どんと、注ぎ込むと効果が高まります。
「とく」と良い理由とは?
突然ビックリしたりしたとき、安全確保のために、身構える本能が働くので、体がキュッと固くなりますよね。
夕方、薄暗くなり、雰囲気が怖いところで、いきなり肩にポンとなにかが触れたら、ビックリしますが、なんだ、葉っぱか、みたいに正体がわかれば、落ち着きます。
そんな風に、その場で、あ、なんだこれは怖くないと、すぐに緩めればいいのですが、小さなことが緩めないまま積み重なっていくと、それは次第に蓄積されて固さを増していきます。
改善の前に、人の特性を知ってみましょう
人の体は、手や目や耳など、情報を手に入れやすい場所に近い部位は、結構気を使うので、現状を認識しやすいです。
でも、目が届きにくい部分や、遠くなるにつれ、現状を正しく認識しにくくなります。
肩凝りには、早めに気がついたとしても、足裏の凝りって、普段はあまり気にならないですよね。
というか、もともと気にすることって、あまりないかもしれません。
でも、人の体で一番働いているのって、どこでしょう?
全く歩かないという人でも、屋内で10歩だけとかいうことはないと思うので、そこそこ歩いているとしたら、やっぱり足になりますよね。
手も使うかもしれませんが、体重を支えるほどには動かしていないでしょうし、手を使い続ける職人として何かをしていない限り、やっぱり足が一番働いていると思うのです。
足のことは、ふくらはぎが浮腫んだりしない限り、あんまりお手入れはしないですよね。
もちろん、人によっては、踵や爪先のお肌がすべすべになるようにクリームを塗ったり、ついでに、軽くマッサージをすることもあるでしょう。
そうして、手をかけていたら、日々の違いに気がついて、いたわる気持ちが出るでしょうね。
ここで、ちょっと思い出してもらいたいんですが、外反母趾になる前、どれだけ、足のお手入れをしていましたか?
クリームを塗ったり、マッサージをしたりしていましたか?
きっと、気が付いたら、外反拇趾傾向になっていたな、と思う方が多いような気がしますが、いかがでしょうか?
「あ、そうだったかも」ともし思ったら、これからすべきことが、もうわかったかもしれません。
では、どうするか?
痛みが気になると、何も考えず、無意識に手をあてることがありますよね。
でも、「あ痛い」と思ってから手を当てるときには、なんらかの気持ちが入りますよね。
きっと、その中には、いたわりの気持ちも入っていると思うのです。
細胞には、口がありません。ラインもできないし、本人に伝える伝達手段を何も持っておらず、ただただ、与えられたことを頑張るだけ。
どんなに過酷な状態であっても、文句を言わずに頑張るだけ。
褒められることもせず、気にかけられることもなく、本当に限界になり、これ以上はもう無理というところまできて、悲鳴をあげると、それが痛みとして伝わります。
もし、あなたが、その部位の仕事をしていたら、どう思うでしょうか?
正直やってられないですよね。
でも、細胞は頑張っているのです、今このときも。
だから、せめて、その部位の気持ちになって、ずっと頑張ってくれていたことについて感謝の気持ちを届けてもらいたいのです。
口に出すのが難しいなら、頭のなかで言葉にしてあげてほしいのです。
そして、これからも頑張れるように、何をしたらいいか? を聞いてみてもらいたいのです。
ふと思い浮かんだことがあれば、それをできるだけ早く実行してみてください。
思い浮かんだのは、マッサージかもしれないし、ほうれん草を食べることかもしれない。
温泉に行くことかもしれないし、靴を新しくすることかもしれない。
そうしたことを実際に実行する約束をしつつ、これまで頑張ってくれていた部位に優しく触れながら、こう伝えてみてもらいたいのです。
「貯まりに貯まってしまっていたショックも、どうか ほどいてね」 と。
たったそれだけのことなのに、足の雰囲気が変わってくるのが体感としてわかると思うのです。
では、どれほど変わるのでしょう?
こちらは、アーチから先の指が固まってしまい、歩くのが困難な状態でした。
そこで、施術者がそんな風に伝えることで、変わってきたときの動画です。
状態が大きく変わったので、同じように苦しんでいる方の為になるならと、同意を得て撮影をさせていただいたものです。
喜びの具合が声に出ているので、どんな雰囲気かはこれでわかると思います。
疑うのは簡単ですが、ここはぜひ、ご自身の回復力を本気で信じて実行してみてください。
不具合を調えることができるのは、自分の体だけです。
信じる気持ちは、体に大きく作用してくれます。
もし、そろそろ健康の貯蓄をしたくなったら、ご相談ください。
得意分野は体が発信している情報入手、それにリセット。
改善方法は体の情報を元に進めています。
だからその場で体感をしながら育てられます。
今、本当に必要なことを伝えられます。
横浜市青葉区のプライベートサロンでの施術と講座をしています。
お子さんが小さくて動けないときも、体が不自由で動きにくいときも、
横浜市を中心に東京23区内なら訪問可能です。