「良い姿勢」をしようと思ったときに、ユルっと立てていますか?
「良い姿勢」をしなきゃと思った瞬間に、身構えてしまい、どこかを緊張させるような動きをしていたら、ちょっと大変ですよね。
ずっと「良い姿勢」をと思っていても、疲れてきて、気が抜けたら、格好が悪くなるなんて、とても勿体ないです。
最初に一気に答えをお伝えしてしまうと、本当にバランスがとれていたら、どこも緊張させずに、どこも力むことなく、ユルっと楽に立てるのです。
HIdamariの施術で、姿勢が良くなった方が、同じように口にする感想がいくつかあります。
一番多いのがこちら。
「力をどこにも入れていないのに姿勢が良くなっている」
次に多いのがこちら。
「もう胸を張ったりしなくていいんですね」
「視界が広いです、背も高くなったみたい」
そして誰もが思う謎がこちら。
「なんでこうなるんですか?」
HIdamariには全身が写る、壁一面の大きな鏡がありますが、そこにいるのは、さっきまでの自分と違う自分。
施術で、緩みが進むにつれて、どんどん、絵に描いたような「良い姿勢」になっていきます。
特にある程度のスポーツをしている方が、回数を少し重ねた後だと、僅かに残っていた小さな癖も綺麗に消えていくので、全くの第三者が「なんか素敵な立ち姿ですね」と、ふと感想を漏らしてしまうような、かなりいい成績を残す雰囲気を持った感じの姿勢が生まれてきます。
でも、ご本人は ただ ゆるっとそこに立っているだけ。
でも、姿勢が崩れない。
逆に言えば、だからこそ、姿勢がずっと崩れないでいられるのです。
普通は、誰もが絵に描いたような「良い姿勢」とは「こういう姿勢」という刷り込みがあると思うのです。
そして、現実と、理想の姿のギャップがあると、差が大きい部分の補正のために、差が気になる部分を中心に、良いと言われている姿を目指して、胸を張ったり、背筋を伸ばすように頑張ります。
でも、正直にお伝えすると、その努力は本来無用なんです。
人の骨格は、綺麗なバランスがとれていたら、前後左右に、どこも力むことなく、すっと立てるようにできています。
よくもまあと思うくらいに、よくできています。
人が頭で設計したものではないからなのか、実によくできています。
ユルっと良い姿勢でいられる、その「謎」を解くときに、複雑なままだと 謎解きが難しくなります。
何かを考えるときに、できるだけシンプルに考えると分かりやすいのは、体も同じ。
だから、謎を解くために、時間をぐっと巻き戻して見てみましょう。
今これを見ている人も、小さな頃はあった筈です。
記憶になくても、小さな頃ってありましたよね。
後で手に入れた、知識や経験が付く、ずっと以前のこと。
そこで、赤ちゃんが立ち上がってしばらくしたときのことを、少しだけ考えてみましょう。
赤ちゃんが、初めて立ち上がって、しばらくした頃の動きをご存知ですか?
ご存知の方は、すぐにあれかなと思うほど特徴のある動き。
そう、最初の頃は、前後左右に小さくゆらゆら フラフラとしています。
全身の筋肉量が少ないので、しばらくの間は、ゆらゆら フラフラしますが、バランスが取れている最中は倒れません。
力ではなくバランスで立っているので、全体的にみたら頭が大きくて重いのに、しっかり立てるんです。
最小の労力で、すっと立っている、それが、とても小さなときの立ち方です。
次第に歩けるようになり筋肉量が増えると、バランスをあまりとらずに立てるようにもなるので、次第にバランス立ち以外の立ち方をしていきます。
そちらが上手になるにつれ、個人個人の動きに応じて筋肉が育っていきます。
個人個人のそうした特徴も、成長が進むにつれて、ある意味「癖」のような使い方が次第に生まれてきます。
そして、その癖も大きくなりすぎると、踵(かかと)を含む、足の中の骨や、踝(くるぶし)、膝、腰、肩、首にも大きな負荷がかかってきます。
ついには見た目にも影響を及ぼすことも。
もし、それらの癖が綺麗に無くなり、調うとどうなるでしょうか?
そう、なんとなくの想像通り、バランスをとる本来の力が回復してくるのです。
全身の小さな骨が連携し、筋肉の凝りも解れると、良い感じにバランスがとれていくようになっていきます。
もちろん、赤ちゃんではなく、大人なので、インナーマッスルとか、コアマッスルと言われる、体を内側から支える筋肉は、正直いってある程度必要です。
ですが、各部のバランスが調うと、どこも力まずにすっと立てるようになってきます。
今、どこかに負担がかかってしまい、調子が悪い方も、自分ではさほど気になる部分がない方も、バランスが取れるにつれて、姿勢が良くなっていきます。
そう、体は、どんなところからスタートしても、こんな風に変化を感じていきます。
もし、今何か変だなと思っていたら、ずっと忘れていた、本来の能力を再び解放していきましょう。
ご自身で見つめなおしてもいいし、友達や家族同士で見つめなおしてもいいし、場合によっては、ここ、HIdamariが役に立つつことでしょう。
癖が全くない人は一人もいません。
だから、ほんの少しずつでもいいので、自分の見えない癖を うまく見つめていきましょう!