震度0 と同じように、感じにくい、小さな痛みにお気づきですか?

自分の体との付き合い方

 

痛みを感じていたら、不調の原因にも気が付きやすいですが、もし、その痛みが、感知しにくいものだとしたら、どうなるでしょう。

よくある例だと、足の捻挫の回復が進み、完治だと思っても本当はできていなかったとき。

そんなことないでしょ と思うかもしれませんが、これ、実によくあるんです。

というのも、捻挫は大抵の場合、痛みがなくなれば完治したものと考えますよね。
痛みがなければ、問題無い。

そう考えるのが、ごく普通だと思うのです。

でも、それって、本当でしょうか?

痛みが 感知の限界以下だったら、どうなるでしょうか?

ちょっと、想像でいいので、考えてみてください。

 

 

例えば、右足を挫したとしましょう。

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患部が痛いときは、痛みが出ないように、杖を使ったり、湿布薬を貼るなどして、どうにかしようと気をつけますよね。
右足をあまり使わないようにすることで、回復を促すことを、自然としていると思うのです。

痛みが消えてきたら、大丈夫かなと、少しずつ使うようにしてみて、もう大丈夫だと感じられるようになったら、杖をつかったり、湿布することもなく、ごく普通の生活に戻ると思うのです。

ところが、ここで、震度0のように、感知しにくい痛みが、実はまだ残っていたとしたら、どうなるでしょうか?

実は、自分の感じ方では感知しにくい痛みがあっても、体は素直に反応してくれています。
感知しにくい痛みがある側の足に、負担をかけないように、無意識に左足を良く使うようしてくれているんです。

 

無意識に!

そう、無意識ってなかなか凄いんです。

無意識に左足を良く使うようになります。

意識では両足を普通に、もう同じように使えていると思っていながら、実際は、左右の使い方に違いが生まれている状態です。

なので、意識と現実にズレがある分、使い続けられた左足に、少しずつ疲れが溜まってきます。

そうして疲れが限界になったときに、不調が生まれ、感じられるレベルの痛みを、痛みとして感知します。

 

 

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migi痛みが生まれたら、どうにかしようとするでしょう。

でも、根っこはどこにあるかというと、感知出来ないレベルの痛みのあるところ。

そう、捻挫の部分。

ここが良くならない限り、痛みを感じたところは良くなりません。

つまり捻挫の本当の意味での回復が大切です。

 

もし、あなたが、今、何某かの体の不調を感じ、治療や、施術を受けていて、それでも、なかなか良くなりきらないことがあったなら、そうした感知しにくいレベルの痛みがどこかにないか、ちょっとだけ気にしてみてください。

ちなみに捻挫の場合、本当の完治は、動作の状態で判断ができます。

右足の捻挫が完治できたかは、左足の動きと同じことが難なくできるかどうかを、動作で比較してみれば分かります。

左右差がほぼなく、同じ動作ができていたら、完治していたと思って、まず大丈夫。

動きがぎこちないとか、覚束ないという場合、まだなんです。
そんなときには、無理せずに、あと少しの回復を促す必要があるということです。

 

こんな風に、体の仕組みを知って、細胞が伝えてくれる様々な声を聞いて、対処していくと、不調は改善しやすくなります。
自らできるようになるのが最善ですが、自分一人ではまだ改善が難しいなと思われたなら、根っこを探る力のあるところを探して、選んでみてください。

きっと好ましい変化が生まれることでしょう。

ここでは、捻挫や打撲を含め、かなり古い傷もみています。
少しこじれてしまったような状態であっても、押したり揉んだりせずに、本来あるべき方向にそっと導けるので、自分では無理だなとか、今通っているところでは、難しそうだな。
もっと良いところはないかな、と、もし、少しでもそう思われたら一度使ってみてください。