今年に入り、長く住んだ 住まい を移したのですが、横浜市の同じ区内で引っ越しをしました。
引っ越したところは、5階。
窓からは、背の高い気の梢が見えて、緑でいっぱいなところが気にってます。
新耐震なので、そんなに古くはないのですが、なぜかエレベーターがない建物です。
正直、珍しいなと思いますが、電気を使ったり、保守をし続けないといけないわけではないので、見方を変えると、エコな建物だとも思えるので、そう思うと、少し可愛くもあります。
とはいえ、引っ越し当初は、階段を上るのも、一苦労でした。
それが、数週間もしないうちに、上がれるようになり。
今では外出の際に、仮に何かの忘れ物があったのに1階で気がついても、特に辛く思わないで5階に戻ることもできるようになりました。
快適なエレベーターやエスカレーターがあったら、そうは感じられなかったと思うと、ちょっと面白いです。
で、
人間の体ってすごいなーと、素直に喜んでいたのですが・・・・
今週に入って、不具合が生じました・・・・
朝起きて、立ち上がった時に、右足の人差し指と中指の付け根あたりが妙に痛いんです。
何か病気かなと思って探っても、そういう感じの異常ではなく、なんだろうと気になっていたのですが、普段の生活を変えずにいたところ、次第に酷くなってきました(涙)
そして、昨日階段を上っている時に、はたと気がつきました。
あ、今、すごい痛い。
私は、交通事故を受けた時の後遺症で、背骨に歪みが残っているのですが、どんなに丁寧にバランスを調えても、右脚が一時麻痺した状態から、普通に動けるようにはなったものの、完全ではなくて、ヤジロベエのように左右が均等ではありません。
だから、体の使い方が均等にはできず、得意な側が、得意なことをしやすくなっています。
この傾向は熟知していたものの、得意なことは繰り返すと、上手になり、筋肉や神経も発達します。
すると、さらによく使うようになってきます。
そんな体の、自然な動きを、理解しています。
理解しているから、補正は出来る、なので大丈夫!
頭で、それを理解し、できるだけ動きを補正しているから、私は大丈夫!
そう思っていたのです。
ですが、時間が経過していくに従い、無意識な行動領域が増えてくると、やはり、意識しているときの補正が、完璧にはできなくなってきます。
そう、得意なことを、得意なところに、任せてしまうようになっていました。
階段を登る時に、左回りで、ぐるぐると登っていくのですが、重力に逆らった上下の推進力と、前方への推進力。
私はこれを、右足と左足で分けていたみたいです。
重量物は、ぐいっと強く持ち上げると、一番上に持ち上がったところから、落下までに時間がかかります。
すると、ふわっと浮いた状態が、長く持ちます。
体重を階段 一段毎に持ち上げるのではなく、2段分を持ち上げる感じでいくと、一段分がスイスイと軽く上れるようになります。 なんども繰り返すとスルスルと上りやすくなります。
左足は補助的に使うだけで、筋力があって、踏ん張ることの多い、外側の右足を上下の推進力にしていました。
足の裏や、更にいうと、股関節にかかる負担の左右差が大きくて、もう無理!!!
と悲鳴をあげていたんだとわかりました。
私は大丈夫 との余分な思い込みを捨てて、今一度 体に訊いてみると、それであっているとのこと。
やっぱりそうか(笑) と、笑うしかありませんが(笑)
原因がわかれば、負担が減るように、日々の行動様式を変えてあげれば良いことです。
どうしたら負担が減るか、どうしたら、反対側の足を使えるようになるか。
物理的に同じ経路を使わずにできるのか?
階段を降りるときの負担はどうだろうか?
不具合の原因がわかりさえすれば、積み重なりが減るようにと、再び調整することが可能になります。
今回のことは、正直びっくりしました。
私は、伝える側で、自分では注意している。
だから自分は大丈夫だろう。
実際に気をつけているから、そんなに問題は出ないだろうという、そんな慢心があったのでしょうね。
なんとなくの不具合が一気に花開くのも、改めて体験してわかりました。
これを見てくださっている、あなたは、今どうですか?
似たことや、似たようなことはありませんか?
とっても恥ずかしい話ですが、私は、やってしまいました。
今、元に戻るようにと、これ以上の、肉体の負荷の散り積もりがでないように、再び意識することと、日々の動きの左右の差異をできるだけ補正しているところです。
肉体のメンテナンスは、施術以外に、”毎日の自分の行動をこのように変えることで” 自ら引き出すことができます。
体の癖が教えてくれる、無意識に育った癖。
負荷の積み重なりを回避する行動様式は、体についた、その辛さを抱えた部位が、そっと私に教えてくれます。
施術と、日々の行動の最良化が生み出す、快適な毎日。
もし、今、何か不具合を抱えていて、自分にあった最良化の方法を知りたくなったら、ご相談ください。
肉体の変化は、若ければ若いほど、早ければ早いほど回復は早くなります。
未来を作るのは今の自分です。
快適さを、心地よさを忘れないように、負荷のかけすぎに注意するように、
是非、気をつけてみてくださいねー!!
ボタンは正しい位置にかけましょう!