ガチガチの凝り。 身体感覚の麻痺は小さな我慢の積み重ねから悪化する。 < そんな凝り不感症にならないために。

トイレに行きたいなと思っていて、大を我慢したことが、何度かはあると思うのです。
「トイレが見当たらない」とか、「何かをしていて、すぐには無理」というようなときに我慢をしますよね。

我慢をすると、「出してー」という信号を「一時的に無視」します。

一度や二度ならいいのですが、何度も何度もそれを繰り返していると、
「出してー」という信号が、次第に感じにくくなってきます。

これ、感覚を麻痺させるトレーニングをしているのと同じなんですね。

トイレなら、いつかは行くので、感度が鈍くなり、多少便秘気味になってもまだ良いと思うのですが、
凝りの場合には、トイレのようなゴールがどこにもなく、ずっと我慢してしまうことになりかねません。

よく、肩凝りが、かなり酷くなると、その様相は、その部位が冷え気味になり、鉄板かと思うくらいガチガチに固くなります。

でも、そんな人ほど、自分は凝ってはいないと言います。

でも触れてみるとガチガチ。

触れられているのが、体温差があると、なんとなくわかっても、かなり強く押されないかぎり、
え、触っているの? 本当に押している? という感じになるみたいですね。

そんな人が、凝りの解消を目的にマッサージや整体などにいくと、グイグイと強く押されるのを好みます。
そこまでしないと、押された感覚が得られないので、納得ができないからだと思います。
気持ちはとてもわかるのですが、残念なことに、筋肉は強く押しすぎると、外敵から身を守るための防衛反応がおきて、ますますガチガチに。

そうなってしまうのは、実にもったいないですよね。

だから、そうなるまえに、今ある体の感覚を、静かに聞くことをお勧めします。

感覚を大切にすること。
無視しないこと。
無視しないこと。
無視しないこと。

感覚を味わったうえで、実際の行動に必ず移すこと。
そう、行動に移さないは、無視と同じになっちゃうのです。

私は無視はしないよと思っていても、行動に移さないと、
トイレのそれと同じになってしまうので、そこは特に注意してください。

だから、
今、心地が良いかを、しっかりと感じとってみてください。

居心地が良いか。

快適さを阻むことはないか。

それを丁寧に感じてみてください。

ずっと座っていて、辛かったらそれも不快の一部。
スマホをしていて、首と頭が固定になっていて、なんとなく辛かったらそれも不快の一部。

マウスを動かし続けていたら、
フリック入力をし続けていたら、
画面を見続けていたら、

どんなことでも、体のどこがが辛くなったら、それは不快に入ります。

今、どう感じているか、味わってみてください。
感覚を自ら鈍くさせてしまっては、もったいないです。
感覚が適度に鋭敏であれば、辛いなと思った時に、何かの行動に移すことができるようになれば、
同じ姿勢をずっとし続けたりせずに、一息いれることができるようになります。
その一息があるのと、ないのとでは結果が大きく変わってきます。

頭で、そうだよね うんうん、わかるなーそれ と思っているだけではダメ。
頭でっかちになっても、本当に実行しないと、快適さを維持できません。

我慢し続けて、センサーからの信号を無視することになり、
鈍いままは、回復が困難な状態を作り出してしまうことになります。
ときには、大人として、我慢する必要が有る場合でも、限界を超え続けた行動は危険です。

感度が鈍くなりきる前に、どうか、自分の今を見つめてみてください。
そして、何かの行動をしてみてください。

ストレートネック

例えば、スマホの操作なら、下を向いたまま、長時間では、ストレートネックになりがちに。

でも、ほんの少し脇を締めて、腕を前に押し出すようにして、肘の位置を少し上げるだけでも、画面と顔の位置が大きく変わるので、
首と頭の位置も変わります。

すると、意識しているよりも、ずっと重たい頭部 ( 5−6kg (2リットルのペットボトル 3本位) )を長時間支えている首の負担が、ぐっと減ります。

あれこれ症状が出てくる、ストレートネックになってから、後でどうにかするよりも、
時々でもいいので、こうして動いて、そうならない工夫をした方が、どう考えても楽だと思うのです。
スマホに限らず、動作の固定時間が長いものは、不快指数が跳ね上がりますので、
今、自分がどんな感じかを常に探ってみて、なにかの行動に移してみてください。

今、凝りが多少酷くても、原因を積み重ねることを、やめていけば、いつかは楽になります。
人には素晴らしい回復力がしっかり備わっているので、その回復力が発揮できるところまで、余分な負担を減らしてあげればいいのです。

凝りが酷いときや、感覚が鈍くなっているときは、変化はすぐにわかりにくいかもしれませんが、
じわじわと感覚が戻ってくるので、良かったら試してみてください。

一見、とても地味で、一番遠回りと思われることこそ、実は一番の近道です。