水平方向の首の歪み。 きっと世界で2番目位に簡単なチェック方法と、ずれていた時の調整の方法

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頭を直接支えているのは、背骨の一番上にある骨。
その骨の名は、第一頸椎 といいますが、これがとても大事だという話は、どこかで見聞きしたりしていることと思います。
 
第一頸椎は、背骨の一番上で、頭を左右に振ったり、俯いたり、仰向いたりという、自由度がかなり高い特別な動きを司っていますが、すぐその下の第二頸椎とも仲が良くて、第一と第二がとても上手に連携して動いてくれるので、私たちは頭部を好きな方向に気軽に動かせます。
 
二つの頸椎の動きが合わさることで、 その可動領域はとても広く、まるで魔法のような動作ができる不思議な骨達です。
 
第一頸椎は本当によく働いてくれています。
 
頭って、重さを感じることってあまりないと思うのですが、実は想像よりもずっと重たいんです。
頭部はなんと体重の約10%(成人だと5−6kg)もあるそうで、この重たい頭部を、常時支えてくれている、とても働き者の骨です。
  
 
繊細な動きと、重量のある頭部を載せながら、自由に動かす役割を担っている第一頸椎は、ごつんという強い衝撃や、かなり弱くても じわじわじわじわ と圧がかかる継続した力(頬杖をつくなど)の掛かり方に結構弱く、外力が強いと、本来の状態(位置)からずれて、動きが固くなってしまうことも。
 
しかし、そんな大変な時でさえ、大切な役割を投げ捨てることなく、いつも一生懸命頑張っている、とても いいやつです。
 
 
そんな頑張っている、すてきな第一頸椎が、あなたの首の中で、いい感じで収まっていたらいいですよね。

とこで、その状態は、一体今どうなっているのでしょうか。

頑張れる状態ならいいし、もしずれていたら どうにかしてあげたいですよね。
 
座っていて、自然と頭を垂れたときに、右や左に回転しなければ、きっと ずれてはいないはずです。
 
そうした、違和感や、不具合が特になければ、ずれてはいないと思いますが、もし簡単に確認できたら、ちょっといいですよね。
 
  
そこで、今、自分の首の状態を少しだけ詳しく、且つ、簡単にチェックする方法がないかを体に訊いてみました。
 

すると、「何もしないときのチェック方法」と、「あるアクションを入れたときのチェック方法」の二つがあるとのこと。
 
 
それぞれの動きの差をみると、今現在、どうなっているかが、大体わかるよ とのことでした。
 
それをこれから説明しますので、興味がもしあれば、試してみてください。
 

 

1)何もしないときのチェック方法

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両足を肩幅に広げ、真っ直ぐに立つ。
(操り人形のように 頭のてっぺんに 糸がついた感じで立つ)
 
真正面を向く。

口元を緩める。(上の歯と 下の歯に紙一枚以上の隙間を作る)
 
ゆっくりと右を向く。(いけるところまで動かす)
 
ゆっくりと正面に戻す。
 
ゆっくりと左を向く。(いけるところまで動かす)
 
ゆっくりと正面に戻して終了。
 

チェックポイント

・ 左右の動かせる角度に大きな違いがあるか。
・ 動き方が、ギスギスとかギシギシしていないか。
・ どこにも嫌な感じがないか。
 
 

2)あるアクションを入れたときのチェック方法

 
両足を肩幅に広げ、真っ直ぐに立つ。
(操り人形のように 頭のてっぺんに 糸がついた感じで立つ) 
 
正面を向く。
 
正面を向いたまま、奥歯を 軽く 噛み締める。
(コツは強く噛みしめないこと)
 
軽く噛み締めたまま、ゆっくりと右を向く。(いけるところまで動かす)
 
軽く噛み締めたまま、ゆっくりと正面に戻す。
 
次に、軽く噛み締めたまま、ゆっくりと左を向く。(いけるところまで動かす)
 
軽く噛み締めたまま、ゆっくりと正面に戻す。
 
奥歯の噛み締めを終えたら、チェックは終了。
 
 

チェックポイント

 
・ ストレス無しのときと大きく違うか。
 
・ 左右の動かせる角度に大きな違いがあるか。
 
・ 動き方が、ギスギスとかギシギシしていないか。 
・ どこにも嫌な感じがないか。
 
 
  

それぞれで差が大きいなと感じた場合の、シンプルな回復方法

 

軽く噛み締めた状態で、左側に動かすと、ギシギシ感があったり、限界値が低かった場合はこんな感じ。

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両足を肩幅に広げ、真っ直ぐに立つ。
(操り人形のように 頭のてっぺんに 糸がついた感じで立つ)
 
真正面を向く。

口元を緩める。(上の歯と 下の歯に紙一枚以上の隙間を作る)
 
ゆっくりと左を向く。(辛かったところまで動かす)
 
左を向いたまま、奥歯を 軽く 噛み締める。
(コツは強く噛みしめないこと)
 
 
奥歯を 軽く 噛み締めたまま、顔をゆっくりと正面に戻す。
  
 
可能ならそのまま、しずしず と右側を向く。
(コツは無理ならしないこと)
右を向いたら、奥歯を 軽く 噛み締めたまま、ゆっくりと正面に戻す。
 
奥歯の 軽い 噛み締めをやめたら調整は終了。
 
 
もし、右を向くのが難しい場合は 正面を向いたまま、奥歯の 軽い 噛み締めをやめたら調整は終了。
 
  
回数は1回のみ。
  
 
 
3分したら、もう一度 「(2)ストレスのあるチェック方法」を用いて、動作を確認。
  
先ほどまであった、ギシギシするような 違和感が消えていたら、調整が完了です。
 
 
以上です。
 
 
* 右側の違和感の場合、左と右を入れ替えて試してみてください。
 
 

いかがでしたか?

チェック方法と、調整方法は水平方向のみの表記でしたが、更に、軽く俯いたり、軽く仰向いたりしたときにも同様のチェックをすると、より詳しい現在の状態がわかると思います。
 
 
   

調整時の注意点(重要)

 
奥歯を噛み締めたまま、首を動かすのは、あちこちに負担がかかるので、1回だけにしてください。
毎日することも避けてください。

チェックしすぎたり、調整をやりすぎると、特に首周囲の筋肉への負荷が高いため、何度も連続するのは絶対にやめてください。

また、実施するときには、絶対に無理がない範囲で行ってください。 
無理は体の細胞をいじめることになってしまうので、お気をつけください。
 
 
どうしても、もう一度実施したい場合には、1週間は間を空けてください。

 

最後に

日々の生活の中で、第一頸椎を含め、思った通りに動けることを、体に対する感謝の気持ちを持ち続け、体に声をかけて、感謝の意を伝え続けていると、細胞もどんどん元気になります。
 
そうしていくと、小さな変化にも気づきやすくなるし、どんどん快適になってきます。
 
とても楽しい日々はそうして作ることができます。
 
最大のコツは感謝の気持ちです。  よかったら実践してみてくださいね!