疲れたなー
もう、作りたくない。
今日の食事はなんでもいいや。
と、冷蔵庫の中身をあさったり、コンビニやパン屋さんで買ってきたもので過ごすことってありますよね。
なにしろ疲れてしまって、食事の準備すら面倒となると、まあ仕方がないですよね。
でも、その疲れを回復したり、少しでも楽にするのに、その食事の温度がもし影響をするとしたら、どうでしょうか?
ほんの少しだけ、頑張ってみたら、楽しそうですよね。
今日はそんなお話です。
随分昔のことですが、こんな話を聞きました。
「残業が続いている旦那には、湯気が出るものをとにかく食べさせておけば、何も文句を言わないから楽でいい」
で、持ち前の好奇心で、それは一体 なんでだろうと思って、自分の体に聞いてみたのです。
そうしたら、こんな答えが返ってきました。
疲れている時って、微妙に手足が冷たくないですか?
実は、四肢が冷えるときは、胴体体温と関係があります。
胴体の体温が下がりすぎると、原始的な本能から、命の危険を感じ、生命保護機能が働き始めます。
そう、四肢の付け根に血流をコントロールする門番みたいな機能がついています。
その門番が、胴体の体温を見張りつつ、四肢の細胞が生き抜けるギリギリまで、下げたり、上げたりしてくれます。
でも、本気で危ないときには、四肢を見捨てます。
命を守るために、門番が目一杯働いてくれます。
その胴体に、冷たいものを摂りこむと、一体どうなるでしょうか?
体が火照っていて、熱いから冷たいものを飲むとか食べるならいいと思うのです。
でも、疲れ果てて帰ってきて、食事の準備もできないときは、火照っているほどには体温が高くはないですよね。
それに、夜遅めの時間帯だと思うのです。
そこに、冷たいものを多く摂ると、当然ですが、胴体がその分冷えます。
冷えると先ほどの機能が、わずかといはいえ、働いてくれます。
食べ物で冷えた体は自然と温められますが、食事の準備すらできないほど疲れているときは、胃の中身が体温レベルになるのには、時間がかかります。
夜遅くなのに、時間をかけて、胃の中身の温度をあげ、消化吸収を夜通し行うとなると、休めているのに、休めていない状態を作ってしまいます。
それでも、体は入ってきたものを、胃で消化し、小腸に送り込み、栄養を取り込み、大腸へと送り込みます。
胃腸や周辺の器官は寝ずに頑張ります。
それが消化器官の一番大切な仕事だから。
栄養がまわって、エネルギーができたら、少しは元気になるでしょうが、夜通しの消化を毎晩みたいにすると、疲れは取れるでしょうか?
体はどんなときでも、無駄を省くのが大好きです。
いつでも負荷が少ないのを好みます。
そこで、何に気を配ったら、体は楽になるでしょうか?
どんなことなら簡単にそれができるでしょうか?
胃の中身を体温レベルまで上げる部分ならば、食べるものの温度を変えてあげれば、とても簡単にできそうですよね。
そう、湯気の出る食べ物を、摂り入れるのです。
味噌汁1杯でも全然違いますよ。
男性なら2杯程度の分量があると、他の食材も十分温まりますので、その分、体は楽になり、消化が良くなります。
ただ、胃酸を薄めすぎるほどに、水分を摂るのもまた良くないので、大きめのお椀で、具がたっぷりの熱いものがおすすめです。
食材に十分火が通って、柔らかくなった鍋みたいなものが本当は良いのですが、それに近い感じであれば大丈夫です。
そんな感じのものを 摂るようにしてみてください。
お腹が温かいというのは、お腹の中に湯たんぽがあるようなもの。
胴体が温かくなれば、四肢への血流も上がり、指先や 足先まで温かくなります。
そう、足元が温まると寝やすくなる、あの感じに早くなれるのです。
もし、疲れが続いていて、調子がどうも冴えないなと感じていたら、食べるものの温度について、気を配ってみてください。
そして、湯気が出るものを試してみて、なんか いいなと少しでも感じられたら、体が楽になっている証拠です。
大切なのでもう一度いうと、体はどんなときでも、無駄を省くのが大好きです。
食べたものの温度を上げる手間がなくなると、その分楽ができるので、体は喜んでくれます。
免疫力が最近低下しているかもと感じているときにも、この湯気の出るものを食べるというのが、そこそこ効きますので、試してみてください。
あ、それから、寝る前30分は、スマホやタブレット、PCやテレビなどの画面が輝くものを見つめないで、お部屋の照度を少し下げておくと、なおのこといいですよー^^
日々の小さなことが、素敵な未来を作ってくれるので、楽しい未来を築きたくなったら、ぜひ試してみてください!!