「なんか、目が しょぼしょぼ するなー」
そんな声が、あちこちで聞こえてきそうな月末。
いかがお過ごしだったでしょうか。
今、ほとんどの人が持っているスマホ。
スマホだと、手で持って見るので、角度や距離がいつも一定になることが多いと思います。
重要な内容のラインやメッセンジャーや、時にはメール。
ついつい、休憩という言葉を忘れてしまうくらいに、集中しますよね。
やりとりについ熱中したら、あっという間に時間が過ぎている、そんなことも良くあるんだろうなと思います。
もともと、目は、同じ距離を、ずーーーーーーーーっと見ることって、本来あまりありません。
自分も動くし、相手も動く、だから、なかなかそんなに、同じところを長く見ないんです。
新聞は結構見るかもと思っても、最初から最後まで、全文を読むことがない限り、時間はそう長くありませんし、紙面のあちこちを見ると距離が変わります。
すごく面白い小説で、本を長時間読み込んだとしても、スマホほど毎日ではないし、余程小さな本ではない限り、本には奥行きがあるので、距離は多少変わります。
でも、スマホだけは、どう考えても、かなり長い事、同じ距離で固定した状態になっていそうですよね。
とても座りやすい椅子に、1時間、ただ座っているだけでも、結構疲れるのに、画面を見続ける時間の長さは、それに近いか、時には軽々超えていることも。
目への負荷、こうして考えてみると、実は、かなりハードそうですよね。
数時間、同じ場所を見続ける。
修行じゃないのにね。
椅子に座っていたときのように、これは辛いぞと意識していたら、まだ、回復や改善をしやすいですが、スマホだと意識していても、あとからあとから来る情報の対応のため、休めないことが多いですよね。
疲労が蓄積しても、今日は、ちょっと調子が悪いかなくらいで、軽く済ませてしまうこともあるような気がします。
そこで、もし、今、なんとなく辛いなと思っていたら。
小さな実験をしてみてください。
実験はとっても簡単。
画面をしっかり見ているいつものポジションから、ただ画面を奥や手前に動かすだけ。
前後に10cmくらいでいいので、さささっと動かすのです。
手前から奥に2秒くらいかけていき、奥から手前に戻すのも2秒くらい。
時々、ギギギっと止めてみたりしてもいいかも。
そして、画面を懸命に、目で追いかけていくのです。
時間にして30秒程度で、それ以上はしなくてOKです。
ただ、この実験をするときは、はたから見てとても変な人に見えると思うので、スマホを落としても安全なところ、ベッドや布団の上でのみで実施してくださいね。
この実験で何をしているかというと、ピントをどの位置でも合うように、見ようとすることで、普段使っていない筋肉を使わせます。
というのは、筋肉は使わないと弱ってきます。
一箇所だけを使い続けると、酷く疲れてしまいます。
画面の奥行きを変えて、ピント調整機能の筋肉を強制的に動かすことで、出て来やすい不具合の両方を助けるものです。
強化というほどではないですが、時々してみると楽になる可能性があります。
現在の状態は人それぞれなので、全員に効果があるかは疑問ですが、体の反応を使った実験でした。
私は、PC作業が多いのですが、目が疲れた時には、そこそこ効きましたよ⭐︎