夜、寝る前に、行うと、朝快適になる コツ
ほぼ全ての人は、たいてい横になって眠りますよね。
ソファのうえか、ベッドのうえか、蒲団のうえか、マットのうえか 分からないけど、きっと仰向けで寝ていることが多いと思うのです。
肉体は意識して、ものすごく力をいれたまま。我慢の限界まで固く し続けたたあとに、力を抜くと、もう一度同じくらい固くしようとしても、なりにくくなる性質があります。
全身を、これでもか というほどに力をいれて、我慢の限界まで固くしたあとで、力を抜き、その性質を使って緩める手もありますが、今回は、もっともっと気楽な方法をご案内したいと思います。
これを試すのは、夜。
それも、寝る直前が一番です。
まず、どこかで仰向けに寝た状態で、体の中で、中心となる点を決めてみてください。
中心となる場所は、細かなことはいいません、自分がそう思った場所が中心と思っていていいので、まずその位置を決めたら、それを覚えておいてください。
ここが中心だという位置を覚えたら、次に目を閉じます。
ここから先は目を閉じたまま。
照明で明るいよりも、かなり薄暗い、目を開けても、ものの輪郭がなんとなくぼやっとする、眠りやすいような明るさがいいですね。
そこで、目を閉じたまま、息をゆっくりと大きく鼻から吸って、軽く止めたあと、ゆっくりと大きく鼻から息を吐き出してください。
息を吐き出しきるかどうかというときに、自分の体にある全てのエネルギーが、先ほど決めた体の中心に、凝縮して集まるようなイメージをしてください。
息を吐き出しきったときに、ほんの少し息を止め(軽く止める) エネルギーが集まったイメージができていたら、再び息を吸っていきましょう。
そうして、再び息を吐き、エネルギーが中心に集まる感じを、数回繰り返しください。
なんとなく穏やかな心になったら、あとは、呼吸にきをやらずに、自然に任せたいつもの呼吸を始めてみてください。
そのときも、目は閉じたまま。
あれこれ考えず、静かな心のまま、自分のいつもの息が、どんな感じかをそっと観察するように、自然に任せた呼吸をしていてください。
ふと気がつくと、呼吸を始める前よりも、少し体が緩んでいるのに気が付くかもしれません。
でも、どこまで緩んだのか等は探らずに、考えずに、ただ、静かに何も考えずに呼吸をしていると、眠りの入り口へと進んでいきます。
そのまま、静かに寝てしまいましょう。
この方法は、これを実施したら 眠れるという「期待を込めたスイッチ」ではありません。
そんなことを期待せずに、ただ、実施するだけ。
何も考えずに、ただするだけ。
そして、何も考えず、そのまま すっと眠れたら、それが一番です。
これが上手くできていたら、翌朝の目覚めのときに、何となく軽くなっているのに気がつくはずです。
余分な力みが抜けた状態で一晩経つと、あちこちがカチコチのままのときと違い、回復力がしっかりと働いてくれるので、朝の感じがだいぶ楽になってくるのです。
体が教えてくれる、こうしたセルフケアが、日常にとりれられたら、日々の快適さが増していきます。
いつかやるのではなく、日々、そんなことを じわじわと楽しめたら、とてもいいですよね。
初めたばかりだと、どんな方法がご自身に合うかは、まだまだ分からないと思いますが、なんとなく気になったものは、素直に実践していくことで、次第に自分には、こんなスタイルがいいんだなと気がつくと思います。
だから、読んで終わりではなく、どんな感じなのかなと、やってみてください。
変化は自分で作り上げるもの。
あなたの心と体は、あなたが自分で作っていくことができます。
* 写真は2017年の梅仕事の梅です。
妻の実家の近くにある梅の樹のもので、今年は、そんな素敵な取れたての青梅で 梅仕事をすることができました。