ちょっと調子が悪い。
ちょっとした肩懲りがある。
ちょっと首が凝って、なんとなく辛い。
そんなときに、いつも、あなたはどう対処していますか?
お勉強もそうですが、どんなことにもコツというのはあるものです。
料理だって、ちょっとしたコツを知っているのと知らないのでは、仕上がりに雲泥の差が生まれます。
どうせなら、コツを覚えて生きていきたいですよね。
というわけで、ちょっとした不調を自己回復させるための奥義とも言えるコツを開示していきます。
あまりにも簡単で、こんなことがという これこそ、大切なこと。
よかったら 最後まで読んで、実際に試してみて下さい。
調子が悪いなと思ったときに、いつも一番最初にしているのは この中のどれですか?
1)とにかく耐える(ひたすら我慢をする)
2)とりあえず無視
3)揉む(もしくは揉んでもらう)
4)ストレッチ(もしくは、ストレッチをしてもらう)
5)しっかり観察
6)丁寧に対処する
それぞれの効能や特徴を、占いのように一行に凝縮してみたら、きっとこんな感じでしょうね。
1)体がせっかく「辛いよ」と教えてくれていた大切な信号をそのままにしているだけだと、健康から少しずつ遠ざかることに。
2)残念です、無視しても良くなりませんし、信号を受け取る感覚が鈍くなると、とっても危険なので、無視のしすぎには重々気をつけてくださいね。
3)普通はこれですよね、ただあまりにも強く押しすぎると、防御のために筋肉が硬くなるので、圧と緩みの関係に着目してみましょう。
4)伸ばすと気持ちいい、でも調子に乗って強く伸ばすと、防御反応で逆に縮んじゃうので、痛みが出ない程度が好ましいかも。
5)まずは観察という、その感覚がとても素敵です、現在の状態を正確に知ることが、大切なことをご存知なので、とても素晴らしいです。
6)体にとても詳しいあなたは、なかなかの通とお見受けしました、これからもどんどん進化しそうですね。
内なる感覚と 外見とを左右の差があるかを見ていくと、より精細な情報が手に入ります
痛みや辛さは、内なる感覚からの大切な信号。
もし、それに触れることができたら、良くなるチャンスです。
人知れず頑張ってくれていた部分が、もう限界だよー と伝えてくれたんです。
これをしっかりキャッチして、どうにかすることができたら、楽になる以外の道はありません。
あなたはどうやって、それを見つけて、判断することが出来るのでしょうか。
そう、一番簡単なのは、左右の差をみつけること。
肩なら右が辛いなら、左とどこがどう違うのかを探ってみるのです。
左右の差がわかれば、どこに何をしていったらいいかの予想が立ちます。
なんとなく、ではなく、すべき方向が見えて来るのです。
それから、外見。
肩ならば、鏡を使ってみて、高さが左右で揃っているか、前の出方や、後ろへの反り方に違いがあるか、じっくりと観察してみましょう。
もし、片方が上がっていたり、片方が巻くように前に出ていたりしていたら、今自分がどんな風になっているかを、あなたは把握できたことになります。
お医者さんだって、症状を把握するのに、状態を見つめていくんです。
同じように、淡々と観察すると、今をしっかり知ることができるようになります。
違いを見つけたら、こうやって進めるといいという大きな流れ
例えば肩の高さが、左右で大きく違っていたことに気がついたとします。
なんとなくで見ても、右肩の方が左肩よりも、3cm程 高く見えたとします。
そんなときには、まず、足を肩幅に広げた状態で、まっすぐに立って、顔は正面を見据えたまま、違いがあるのを把握しましょう。
そして、そこから、鏡で見ながら、肩の高さを見た目で揃えていきましょう。
見た目が左右で揃ったら、どこに負担がかかっているかを観察するのです。
右側の足の付け根付近だなとか、右足のくるぶし辺りかなと なんとなく違和感を感じたら、そこがあなたの「調えるべきポイント」です。
調えるべきポイントを見つけたら
実は、そうして負担がかかっていたところは、これまでずっと頑張っていたところなんです。
だから、そこがあるからこうなっているのかと、毛嫌いしてしまうのではなくて、ずっと頑張ってくれていたことを、まず認めて褒めてあげてください。
可能ならば片手でもいいので、手を当てて、そう思ってみてください。
もし、お前のせいだみたいに対処してしまうと、その部分は頑張るのがもう嫌になってしまいます。
人知れず、あなた気がつかないまま、これまで、ずーーーーーっと頑張っていたのに、いきなり酷い言葉をかけられたら、どう思うでしょう。
あなただったら、どう思うでしょうか。
きっとそんな言葉を、面と向かって伝えられたら、もうやってられませんよね。
そんな嫌な動きではなくて、あるべき姿に戻れるように、感謝と愛を伝えていくのです。
もちろん、痛みがあれば、湿布を貼ったりすることも必要かもしれませんが、とにかく、感謝と愛を伝えていくのです。
大切なのでもう一度。
手で触れることができる部位なら、触りながらそう思ってください。
声に出せるならば、声に出して感謝してみて下さい。
「これまでありがとう」と。
「大変な思いをさせちゃったけど、今日、頑張ってくれていることがわかったよ」と。
ご自身の言葉で、自分が言われたら嬉しいなと 思う言葉を、伝えてあげてください。
泣きたくなったら泣いちゃってもいいくらいです。
あなたがあなたらしく生きていけるように、ずっと頑張ってくれていたんです。
人によっては、数ヶ月かもしれないし、場合によっては、10年を超えているかもしれない。
でも、ずっと、文句も言わずに頑張ってくれていた。
どう考えても、感謝しかないですよね。
そんな感謝の言葉を伝え、細胞の目に見えない愛情を感じたら、愛で包んであげてください。
そうして、なんとなく、触れていた部分が、温かいな、緩んだなと思ったら、さっきの真っ直ぐに立った状態のチェック方法をもう一度実施してみてください。
変化に気づくということ そしてその先にあるもの
どうでしょうか?
先ほどの最初の状態と、変わっているのがわかりますか?
違いはほんの少しのこともあるかもしれませんし、いきなり大きく変化しているかもしれません。
その時々の内容や(10年ものと数ヶ月ものだと歴史が浅い方が反応が早い)、心底そう思ったかどうかで大きく変わります。
でも、どんなに小さくても、違いを感じられたら、素敵だと思うのです。
どんなに小さくても、今ここで学んでしたことは、上の欄にある、手を当てて、感謝と愛を伝えただけ。
たったそれだけで、体が変わってくれることを、体感を通して知ることができたのです。
それって、凄く大きなことではありませんか?
凝っているときには、揉んだり、マッサージしたり、整体に通ったり、もしくは痛み止めを飲んだり、湿布するしかないような世界から、もう一つの選択肢があることを体で味わえたのです。
それも、何かを使うことなく、成し遂げたのです。
だからといって、なにこれ便利と思って「無理したらこれをすれば回復するのでいいじゃんか」ということではありません。
何事にも限界というのはあるものです。
でも、これまで、ずっと一生懸命生きてきて、結果として不調があったら、どうか上手に使ってみてください。
今日よりも明日。
さっきよりも、今このときを、快適に楽しむことができたら、きっと未来は明るいと思うんです。
最後に オマケの コーナー: 感覚を無視をするのがとっても危険な理由とは。 内なる感覚は簡単に麻痺をする。
トイレで大をしたいなと思っていても、大人の都合ですぐにできない場合、我慢をしますよね。
大腸的には、そろそろ出したほうがいいよと、開通希望のベルを鳴らしているのに、そうしたときは門番が頑張って開けてくれません。
何度ベルを鳴らしても、開けてくれないと、ベルを聞く門番の感覚が麻痺していくかのように、慣れてしまいとても鈍くなります。
ベルが鳴っていても、気にならなくなると、ついには最適のタイミングで開通ができなくなります。
強く強くベルが鳴り、気がついて、どうにかこうにか開通するにしても、水分量が減っていたり、塊みたいになると排出が困難になるのは想像の通りです。
大変ですよね。
とはいえ、トイレの大なら、大腸の物理的な限界を迎える前に、やばいと思って、どうにか時間をつくり、都合をつけて個室にいくと思うのです。
そこで、どうにかリセットできたら助かりますが、物理的な限界がない、他の部分の痛みだったらどうなるでしょう?
感覚が麻痺して、気がつけなくなっていたら、どうなるでしょう?
毎朝起きるときの時計のアラーム音だって、同じ音だと反応が鈍くなるように、麻痺は簡単に発生します。
感覚を意識的に無視するのは避けた方がいいんです。
だからこそ、これからは、感じるということを大切にしてみてください!!!
感覚が鋭敏になると、タイミングよく、対処できるようになるので、あれこれ便利です!!